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写真と詩

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leicaで撮影した写真と、その風景から感じた詩を載せています。
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2022年10月の記事一覧

10月、新宿が終わっていく

新宿が終わっていく 10月も最後 街はいろいろなイベントがあり、 写真関連も多くの出会いがあった 寒さも日増しになって へそ出し女子も見かけなくなった 本当ならハロウィンで盛り上がるはず だけど、海外の不幸な事故 新宿もどこか静かな印象 いつか恐怖も不安も忘れてしまう それが悲しい現実 でも今だけは 静かに、祈りをささげよう Shinjuku is coming to an end october is also the last There a

もうすぐ10月が終わる

もうすぐ10月が終わる 忙しかった10月 いろんなことがあった 季節も速足になって急に冬になった カメラを構える機会が減った 仕方ないと言い訳を吐いた 少し前髪が伸びた 少ないチャンスでシャッターを切った 季節の風が 僕をどこかに連れて行ってくれないかな 君を失いたくないくせに 夕焼けを見届けたら カマキリが僕を笑っていた October is almost over busy october many things happened The seasons are

そのうち疲れて

そのうち疲れて 机でため息 残った仕事 言い訳を並べて 整理するほうが楽かな どこかで 張り上げた声 「僕に優しくしてくれ」 誰にもきっと届かない いつか街のどこかで きみに会っても 話すことが見つからない 君の好きだった小説の話をしようかな 僕が張り上げた声は 君がいるどこかの街に 届くかな 「君に優しくしてあげる」 きっと君に届かない そのうち僕は 疲れて眠るだろう get tired soon sigh at desk wor

誰かが叫んでいる

誰かが呼んでいる* * 帰り道、誰かの声がした 街にあふれる言葉 行き交い届く 僕は歌を口ずさむ あなたに会いたい 歌を歌いながら 花屋に並ぶ花たちに心躍る 僕もうれしくなる 花を買う勇気はないけど 気持ちだけ花を添えて ふと思う誰かの呼ぶ声は花たちからかな * * Someone is calling On the way home, I heard someone's voice Words overflowing in the city Come and go I si

夕陽が見たくなった

夕陽が見たくなった 自分が思ってるよりも 強い世界ではないし ひどい嘘も多い 生きてくことに投げやりにある 今日の夕陽なんて 終わりも始まりもなくて 君の涙も一緒で 僕の見えないところで 誰かに見られてる 月の光が届く前に 秘密の話をしよう 半分に切った月のほうが だいたい上手くいくよ 明日の希望なんて いつも滲んでぼやけてる だから何度も 夕陽が見たくなる 手に入れたものは 自由という名の偽もの せめて 夕陽だけは本物であってほしい

匿名の森

匿名の森 戻れない道 明日へ歩きづつけて 慣れない自分 貸される不自由 鈍感な感情 過ちの一つ 匿名なら 何にでもなれる 雪も降れば 雨にも仮せる 夢も現実との 境界線もあいまいになる 埃を払いながら 昔撮った写真を眺める あなたが言った言葉を思い出す 僕の知らない横顔も あの日の悲しみさえ 愛することができる 匿名の森へ ようこそ Anonymous forestThe way you can't go backWalk to tomorrowUnfamiliar s

今日も月が見てる

今日も月が見てる 雨に打たれて泣いてた 冬風の中、ゆっくり月が昇る 雨雲は去って 空にいるだけで その静かさ、その声 消えてしまいそうな光 冷たい夜に 子供のように泳ぐ 涙が枯れる 星はアクセサリー 寂しさも輝きに変えて あなたの面影 東京の空は嫌い I see the moon again today I was hit by the rain and cried The moon slowly rises in the winter bre

消えちゃいそうな光

消えちゃいそうな光 二人を見ている太陽 一人泣いた夜 月はそっと見ていた あの日、渡した花火 君の後ろ姿 曖昧な春 ずっと続けばいいのに 満月の光は なんだか頼りなく輝いて 消えちゃいそうな光 僕はずっと一人で眺めてる ずっと恋しているように Light that seems to disappearThe sun watching themThe night when I cried aloneI was watching the moon softlyFirew

知らなかった夕陽

知らなかった夕陽日曜の午後今日は写真撮影に行きたくなかった晴れだし、雲も無い。秋晴れが素晴らしいことも知ってただけど身体が動かなかった重い身体を無理やりベットから引き離し海へ向かったあまりに素敵な写真だった夕陽がまぶしかった大地と繋がった海秋の空は、赤がきれいだった写真でゆっくり夕陽の写真を届けたいなthe sun i didn't knowsunday afternoonI didn't want to go to the photo shoot todayIt's sun

新宿という町

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 新宿という町 金曜夜 不気味な熱気 不必要なネオン 無駄な人影 卑猥な看板 派手な衣装 新宿は不思議な街 別に優しくもないし 汚いし 居心地もよくない でも、不完全なところは 人間に似ている 誰もが自分の嫌な部分に蓋をして どこか他人事 理想という嘘で自分を騙して 何とか大地に立ってる 新宿にいる人はみんなよそ者 それをバレないように振る舞う 架空の楽園に身を躍らせるだけ どこかで 僕らはそれらを

ライカって新しい?古い?

新しいM6? ライカから新しいライカM6が発表になりましたね。 古いけど新しい? ライカカメラって不思議な魔力 古くても新しいし、新しくても古い(笑) でも、ほしくなっちゃうのは変わらず。 あーどうしよう ほしいなあ でも 古いM6買っちゃったんだよなあ(笑) New M6? Leica has announced the new Leica M6. Old but new? Leica camera has mysterious magic Old but new,

デジタルオルゴール

デジタルオルゴール **思い出が詰まったフォトアルバム濁った月この世界が変わった日々過去の日々を浮かぶ映像から草原が見える大切なものが消えていくこの世界君がいたところ声が聞こえた場所月の夜でも誰にも会えない終わらせる世界話しかける君枯れた木々命を分ける悲しみの中生きるいつの間にか愛する人が君泣いている君叫ぶ僕君に一日をあげよう目を覚ます伝えたい気持ち生きる喜び与えられた世界これは幻想?映像?僕のそばを鳥が羽ばたいたそう、ここはデジタルオルゴール一緒に生きて描いて守りたくて失

新しき世界

新しき世界 あのメロディは忘れてしまった 人波が消えた街 願いを忘れて、何を祈る? マスク無しでは歩けない 毎回入れ替わる空気 いくつもの、捨てられた手袋 いつしか 今日に蓋をする 音を忘れ 止まったピアノ 続きを待つ世界 取り戻せるかな あのメロディみたいに 好きだった君と 手をつなぎ重なる時間 明日、世界は終わらない それは新しき世界 New worldI forgot that melodyThe city where the human wave disappe

波は去る季節を醒まして

波は去る季節を醒まして 行く当てもなく 海岸を歩いた そばにあった流木 耳を澄ませる波音 いつもより 違って聞こえた 春と夏の隙間 過ぎ去った雨 めぐり合わせ この海岸は 泳ぐことができない 優しい海だけじゃない だけど 僕はこの海岸が好き 波音に耳を澄ませる 誰かの話し声に 君が笑う声を想像する The waves awaken the last seasonThere is no way to goWalked along the co