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写真と詩

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leicaで撮影した写真と、その風景から感じた詩を載せています。
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2022年8月の記事一覧

サイバーパンク

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ サイバーパンク 願いが届かない街を 裸足で歩く 雨は、僕らの夢まで消せない 街角で風を切る 落としたコンタクト ロシアンルーレットみたい 世界の男女 どこで夢を見てる? それだったら 僕は君の夢を見よう ステップを重ね 街を歩く 振り向く君 誰も気が付かない 花の色が変わる 空の色は一直性 静かな夜に 生命の息吹 それだけで 僕は最後の夏を憂う 最後の夏 最後の反抗 それは、君の犯行 Cyberpunk. In a ci

この街で僕ができること

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 人が生きていくこと 出来ること 限られた中で 僕は君の望むことを何ができるだろう 空をみると無限に見える星 今日は大気に隠れて見えない この先、続くかわからない世界 いつでもそばで君を見ていられるだろうか 流れていく夜をあの夏を見送ることはできるのだろうか そのまま そのまま 変わってしまった世界 君を見て 止まった時間 もう君の涙はいらない 僕のすべてを無くしても 君のぬくもりを守っていこう この街でできること 僕にもあるはず

いったいどうしたというんだろう

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ いったいどうしたというんだろう夏の終わり後は思い出が残っていくだけ初めての恋みたいに今の気持ち身を任せたいもどかしい思い絶対、僕らしくない想う気持ち夏は無限誰から届くわけじゃないましてや、君からの電話なんて君の声と夏季節に抱かれた君に憧れ僕はどうしてしまったんだろう心が痛いなんてこのまま時間だけすぎるのは辛い僕らしくないけど素直なままで君のそばにいたいためらいためいき君を探すだってもう僕はどこにもいけない君をだきしめるしかないWhat in

朝への思い

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 朝への思い **顔を洗う新しい一日を浴びる静かな道人通りのないショーウインドウ険しい表情の通行人僕はゆっくり息をするさあ、歩き出そうThoughts on the morning**wash my faceTake a new dayQuiet roadUncrowded show windowA passerby with a rugged lookI breathe slowlyLet's start walking ▃▃▃▃▃▃▃

確かなもの

確かなもの雨に負けず咲き誇る桜たち「日本という国に生まれてよかった」そう思う日曜。人は時に、憎しんだり傷つけたり。そのくりかえり自然は季節に色を変え廻り続ける自然のほうがずっと強く、我慢強い。そりゃそうかもしれない僕らは、まだ幼い少しだけ、大目に見て。もっと違う解決策選べるはずだからもっと違う愛し方覚えるから雨に濡れる桜を見てそう思った確かなことOn a quiet Sunday night (Etoile)Certain thingsDon't lose to the ra

忘れていた約束

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 忘れていた約束 **あの日描いた朝隣り合う夢語る勇気まぎれもない朝日あの日から始まった物語無邪気な日々がつなぐまた会いたいと思う忘れていた約束僕は忘れてないよForgotten promise**The morning I drew that dayAdjacent dreamsCourage to talkUnmistakable AsahiThe story that started from that dayInnocent day

生きているもの

生きてるものが手を汚す * * 全てをうけいれるということ 前に進むといういうことは 手を汚すこと 生きているものだけが 手を汚す

写真と暮らす

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 写真と暮らす * * 台風が去った月曜日 休日の月曜はなんだか変 履きなれない靴を履いているよう 風もいつもより穏やか 日差しは、夏の名残り 疲れの見える動物たち 偽りない街角 さあ、どこに出かけよう どこでシャッターを切ろう Living with photosMonday when the typhoon leftIt's kind of weird on Mondays, which is a holidayLike wearing

新しい相棒

気が付けばもう今年も半分くらい 暑さや梅雨のうっとしさも。 今日は仕事を早上がりして 人形町のたい焼き「柳屋」へ ドラマ「新参者」で主人公が いつも買えなかったたい焼き 仕事も未解決事件もそっちのけ ぺろっと食べちゃいました。 そこから水天宮へ。 今日は新しい相棒 「ズミクロンC」を手に入れて。 まるでオロナミンCみたいに コンパクトだけどしっかり者 ライカCL(フィルム)にピッタリ。 Mモノクロームでもしっかりした描写 これからの散歩レンズにピッタリでした やっぱりズ

魔法が解け、空を見上げる

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ いつから 真っ白な雲を見なくなったんだろう いつから 静寂を嫌うようになったんだろう 鏡に映る自分を 見ないフリ 雨を見たいな こんな日は 夜の発車ベル 誰かが引いた白線 靴で消した 汚れたジーンズ ガムの味はもうしない 君の瞳を見る 僕をみてるのかな 手にした石 遠くへ投げた 僕の世界には もう魔法はない でも確かに 魔法を見たんだ 太陽を見るみたいに まだここに魔法があったんだ 僕は 「ここにいるよ」と叫んだ 魔法が消えた世

君の正体

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 君の正体 どこかにいる夕暮れ 僕の知らない君はどこ 鈍行列車 携帯に着信 僕は笑う 何度も踏みつぶした 悲しみの記憶 台無しな世界 夜は無常 脱ぎたてのTシャツ 黒海 僕の知らない色 お似合いの服 スタイルは無関係 かまわないよ 叶えたい物語 僕知らない世界 どこかにあるはず your true identity twilight somewhere where are you i don't know slow trai

暑い日

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃暑い日蜃気楼の先君に狙いを定めかみ飛行機を放るSOSを気づかないフリ書きかけのノート忘れた教科書君だけを守ると誓った遥か先世界はまだ遠く後ろの方夏はまだ後ろ暑さだけ、僕らにまとわりついてa hot dayBeyond the mirageAim at youRelease a bite planePretending not to notice SOSWriting notesForgotten textbookIf you protect o

デッドスペース

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ デットスペース 諦めた夢 疑いからの忘却 僕の手元にオールドレンズ 言われるほど 僕は強くない 見たこともない夢のほうが なくすこともない まだ見ぬ人を追い求める テーブルにleica サムレストに指をかける 満月は昨日まで 月は待ってくれない ボンネットに街灯の木漏れ日 今更時計を気にしたって この世界自体が出来合いルール 誰が月夜に踊ろうと 振り向こうとしない それなのに 僕の周りにデットスペース 選べない言葉 抱き上げる長い髪 腕の中

傘を忘れた夏

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 傘を忘れた夏 好きだよ、夏の雨 傘を忘れたなんて嘘 風を切り、雨を受け止める 君はどこにいるんだろう パソコンは壊れた だけど 写真はここにある 降り注ぐ太陽も ちゃんと残っている 映し出す水面 ことばなんて 不要かもしれない 遠い昔に 僕らが忘れたもの 探しにいくのは 間に合うかな 虹を探しに行こう 君と一緒に 戸惑うけど それもいいんじゃない あ、そうだ 自転車はパンク summer without an umbrell