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警告!この記事を読んではいけない15 日本特撮映画「好きな作品」(個人的選出)と日本特撮の噴射炎

 この記事、前回の「日本アニメ映画」と同様、危険度は高くありませんが、私の個人的感性が、非常に色濃く反映されています。いいですか?、「個人的感性」ですからね、決して「客観的普遍的」とは無縁の評価基準での選出ですからね、これ、念を押しておきますね。

 まあ「客観的普遍的」ではなくとも、少なくとも映画を見て「ちょっ!、何これッ!スゲエエッッ!!」っとなった映画です。評価などとおこがましい事は言いません。ただただ「好きになった映画」です。でも、本当に私を引きつけた素晴らしい映画たちですよ。

 ですが、書いてみると、あまりにも本数が少なかったです。まあそんなに頻繁に映画館に足を運べる、というか、その代金を日常的に出せる訳でもなく、DVDにしても、日常的に買える訳ではないので、本数が多い方が変かもしれません。そこで次のような項目を加えることにします。

 日本特撮の中で、私が最も気持ちを動かされた部分の描写です。「なんだつまらん」と言われそうですが、そうおっしゃらず、読んでみてください、あ、すみません「読んではいけない」でした(笑)。これ書くと、私が本当に「ヲタク」を通り越して「重篤な病気」なのが判ります(笑)。

 特撮テレビ番組も特撮映画も大好きでした。今もです。子供時代の憧れの項目です。ただ、そりゃあ番組全体も登場キャラも好きでしたが、私の最大の関心は、登場メカの噴射炎でした。どの番組、どの映画を見ても、私は噴射炎ばかり見ていました。今風に言えば「噴射炎フェチ」でしょうか(笑)。

 今はCG全盛の時代です。昔はCGなんて言葉もありませんでした。小さなプラモデルを大きく見せるためとか、異世界のような空間を見せるためとかの撮影を「特殊撮影」略して「特撮」と言ったのです。そして、黙っていては撮影できない不思議な、そして魅力的な映像を作るには、この「特撮」がどうしても必要でした。「特撮」には、やたらお金と時間と労力がかかるため、大規模な特撮作品は、なかなか作られませんでした。

だからかもしれません。私は特撮の作品が大好きです。SF作品であるなしにかかわらず、特撮がきちんと撮影されている作品は好きです。特撮がいかに、時間とお金と労力をかけて作られているかを知っているからかもしれません。そして、SFであるなしにかかわらず、特撮を全く用いていない作品は、作り手がどんなに力を入れて作った作品でもあまり魅力を感じません。今でもです。

美しい映画、美しいテレビ作品は、SFであるなしにかかわらず、必ず美しい特撮シーンがあるものです。SFとは無縁の、ごく普通のテレビドラマでも、殆どと言っていいほど、美しい特撮シーンがあります。逆に言えば、特撮を一つも必要としないような作品は、少なくとも私は、あまり美しさを感じないのです。私は、セットや背景の美しさや、俳優の演技力だけに頼って作っているような映像作品は、どこか安く、薄く、浅い感じを抱くのです。

 世界的に有名な日本の特撮ですが、日本特撮の噴射炎、本当に思い出深いです。そして、日本の特撮では、どの会社のどの番組も、どの映画の噴射炎も「青白く長く伸びる炎」でした。この「青白い炎」大好きだったんです。ウルトラマンのビートルも、キャプテンウルトラのシュピーゲル号もギンダーも、ウルトラセブンのウルトラホーク(特にホーク2号)も、ギララのアストロボートも、全て同じ、青白い噴射炎!

もっとも私、子供の頃はテレビが白黒だったので、噴射炎の色までは判りませんでした。あとでビデオやDVDで確認したんです。カラーでも何度も見直して、再感動しました。あの噴射炎、最も似合っていて最高にカッコよかったのは、キャプテンウルトラのシュピーゲル号とホーク2号でしたね。この二つの共通点は、どちらも宇宙船、というか、宇宙戦闘艦でしたね。あの炎、やはり宇宙が似合うようです。

子供の頃は(今もですが)花火が好きで、夏は毎日のように花火しました。噴射炎フェチの私は、どの花火がシュピーゲル号の噴射炎に似ているかを、懸命に探しました(笑)。結論は、所謂「良い子の手持ち花火」の大型のヤツは炎の色は大方2種類でした。うち一つは赤系の色、もう一つがあの青白い色の炎を噴射していました。

この青白花火を手にするともう大興奮して、点火した花火を持って、シュピーゲル号のつもりになって走り回っていました(笑)。ううむ完全に病気(笑)。実は花火以外にもう一つ、現実社会の中で、あの青白い炎を見たんです。 それは、通っていた小学校主催のイベントだったと思います。

 サーカスみたいなのを見るイベントがありまして、行きました。すると、カウボーイの格好をした二人組が出てきて、ピストルを撃ちまくるんです。その寸劇が何を意味していたのかは、全く覚えていません。イベント自体の様相も、全く覚えていません。覚えているのは、その二人が撃つ銃の銃口から見える発射炎と、リボルバー弾倉に弾丸をこめる時の動作だけです(笑)。

カウボーイですから、銃の種類は当然リボルバーです。カウボーイたちは、クリップも使わずに、1発ずつ弾丸をこめていました。そして打つと、あの青白い炎が出ました。結構長く尾を引いて出ていたもんですから、それはもう見るたびに大興奮しました。

余談ですが、銃、好きです。銃だけでなく、武器一般、好きです。私は特に航空兵器には詳しいんですが、次に詳しいのが銃かもしれません。未来の銃とかではなく、現在実在している、様々な銃、好きです。銃の話になると、止まらなくなっちゃいますから、ほんの少しだけにしますね。

私現実には銃を持っていませんし、所有したこともないので、本物のマニアではありませんが、銃の口径とか射程距離とかには大きな関心があります。特に口径と威力の関係とか興味が尽きないです。一説によると、口径が2倍になると威力は10倍になるとかですが、それは装薬量や銃身長によっても左右されますから、一概には言えない気がします。

ともあれ、実銃を撃ったことがないので、口径と威力の関係、体感的には判らないです。小学校のイベントのカウボーイたちの銃は、かなり大きな炎が出ていましたから、西部劇時代のアメリカの標準的リボルバーから想像すると大きければ45口径、小さくても37~8口径だったと思います。ああ、あの銃、撃ってみたかったなあ・・・(笑)。

 日本特撮の青白く伸びる噴射炎。これと対照的な、もう一つの噴射炎のお話をしましょう。それはITCの噴射炎です。ITCとはイギリスのSF映像プロダクションです。主催者はジェリー・アンダーソン。このプロダクションの作品は、皆さん誰でも知っているはずです。

最も有名なのは、サンダーバードだと思います。その他にも、キャプテンスカーレット、ジョー90、謎の円盤UFO、などが日本でも放映されました。全部きちんと見ていました。UFOは人間が演じていましたが、他の作品はスーパーマリオネーションという人形劇でした。

ITC作品の中で、噴射炎がたくさん出てくる作品は、サンダーバードとUFOでした。幼少時は白黒テレビでしたから、リアルタイムでは、どんな色の噴射炎か、判りませんでした。後に雑誌の写真や、再放送時にカラーで見たりして、色を感じました。このイギリス作品の噴射炎、オレンジ色なんです。

 ITCの噴射炎は、日本のように「炎が長く伸びる」という噴射炎でなく、炎の部分は少なく、主に炎と共に「煙が伸びる」という感じの噴射炎でした。大人になり、高画質で再生できるようになってからは、このITCの噴射炎が、かなりの迫力であると認識できましたが、子供時代の私にとっては、日本の噴射炎の方が「煙じゃなくて、ちゃんと炎が燃えてるじゃないか!」という理由で、日本の噴射炎の方が好きでした。

 今ではUFO の噴射炎、特にルナ宇宙艇がムーンベースから発進する際の噴射炎など「ああっっ!! すっげえリアル!」と感じるようになりました。日本vsイギリス、噴射炎対決! なんて言葉が脳裡をよぎりましたが(笑)、まあ、白黒つけるような問題じゃないですね。どちらも美しく、迫力のある噴射炎です。すみません、副題の「噴射炎」に大きなスペースを割いてしまいました。次からいよいよ、本題に戻ります。

 私、多くの人と感性の共通項が、それ程多くないかもしれません。アニメキャラについてはかなりの人が私に似たような感性で見ているようですが、特撮映画ではいかがでしょうね。ともあれ、ほぼ半世紀分です。なんせ私、歳だけは取ってますんで(笑)。DVD視聴も含みます。では参ります。

ゴジラ、妖星ゴラス、空の大怪獣ラドン、宇宙大怪獣ドゴラ、海底軍艦、 宇宙大怪獣ギララ、トラトラトラ(日米合作)、復活の日、ガンヘッド、 帝都物語、帝都大戦、ローレライ、シン・ゴジラ、

ガメラ対バルゴン、ガメラ対ギャオス、ガメラ対バイラス、ガメラ対ギャオス(新)、ガメラ対レギオン、邪神降臨ガメラⅢ、

陰陽師、陰陽師2、宇宙貨物船レムナント6、 

以上です。うわあっ!少ないっ! でも正直な話、note読んでくださっている皆様に、胸を張って「この映画、素晴らしいですよっ!」とお勧めできるような作品となると、こんなに少なくなっちゃうんです。

どれもこれも、たっぷりの思い入れがある作品なので、どれか一つの解説などしません。しないつもりでしたが、生まれて初めて見た作品から二つだけ、ちょっとだけお話しして、この記事を終わりたいと思います。

 生まれて初めての映画、生まれて初めての映画館、それは「妖星ゴラス」でした。あとでビデオとか見れるようになりましたが、見た当時はまだ4歳で、内容的な記憶は殆どありません。ただ超の付く強烈な印象が残っています。恐かったんです。何が怖かったかは覚えていません。とにかく恐くて恐くて、でした。

次に見た映画は「ガメラ対バルゴン」。同じです。あとでビデオで見れるようになりましたが、内容的な記憶は殆どありません。しかし「妖星ゴラス」と違うところは、最も恐怖を感じた場面の映像、覚えているんです。本当に恐くて恐くて。それは、宝石を盗んだ悪党が、宝石ごとバルゴンに食べられちゃうシーンです。ちなみにバルゴンという怪獣は、宝石を食べて生きる怪獣です。恐かった原因も覚えています。食べられ方です。バルゴンは舌が長く、下の先端は、物を吸着できるんです。宝石を持っている悪党が、この舌で、背中に吸い付かれ、泣き叫びながらバルゴンの口に吸いこまれていくんです。うわあああっ! 思い出しただけで今も恐いです!

 今日はここまでにします。読んでしまった人、なんと申しますか、ありがとうございました、と言わなくちゃですよね。でも、最後の話が恐い話だったので、ご愁傷様、でしょうか(笑)。ではまた、お会いしましょう。

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