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警告!この記事を読んではいけない64「銃」について30<戦闘用航空機の分類>

前回の記事の終りに、次の記事では、この「曳光弾」と当時の戦闘機の照準器のお話をしたいと思います、と結びましたが、すみません、これはもう少し後でお話ししたいと思います。「曳光弾」と当時の戦闘機の照準器って、あまりに好きな部分なので、つい夢中になってしまい、すみません💦

まずは分類をしなくちゃですよね!戦闘用航空機の分類です。軍用機の分類と書かなかったのは、実は軍用機の殆どは、戦闘用でない航空機です。戦闘用の航空機って、実は軍用機の中でもかなり特殊な部類なんです。軍用機は、連絡機、輸送機、空中給油機、などなど、直接戦闘に参加しない降雨空気が非常に多いのです。

まあ輸送機は、かなり戦闘用に近いと言えば近いのですが・・・戦車を運んだり兵員を運んだりしてますから。航空機のお話をするのであれば、まずはどんな航空機があるのか、どれが戦闘用なのか、その全体像をお話ししなければなりませんよね。では始めますね。

戦闘用でない軍用機

まずは、軍用機ではあっても、戦闘には直接参加しない軍用機です。上記にも少し書きましたが、連絡機、輸送機、空中給油機の他に救助機などがあります。これの数は物凄く多いです。特に兵站関係の航空機は特に多いです。兵站と言うのは、水食料、武器弾薬を補給する事です。

この兵站、これがないとどんな優秀な部隊も動けません。だって、戦争するのは人間なんです。人間は、水を飲んで、ご飯を食べないと、すぐに動けなくなっちゃう生き物なんです。それに、鉄砲持ってても、それにこめる弾がないと、戦闘できません。

当たり前の事なんですが、映画や漫画やドラマでは、この兵站にあたる部分はほぼ全くと言っていいほど、描写されません。何故かと言うと、映画などを鑑賞する一般人は、兵站などという地味な作業よりも、派手でカッコイイ戦闘を見ていたいからです。

これ、私のような軍事ヲタクに言わせると、戦争映画や戦争漫画や戦争アニメなどが、兵站とかをちゃんと描写しないから、リアリティのない安い感じの作品になっちゃうんです。実際に起きた湾岸戦争だって、多くのイラク兵が、多国籍軍に投降した理由って知ってますか?

陸上戦闘で、イラクの戦車隊が多国籍軍に圧倒的な力の差を見せつけられて、戦闘を放棄して投降してきたんです。彼らのその時のセリフは「撃たないで!撃たないで!」これならまだ、戦争映画や戦争アニメにも出て来そうなセリフです。でも事実は違いました。

彼らの投降時のセリフ、それは「ご飯ください!ご飯ください!」だったのです。ここで私は(笑)を付けませんでした。これ、映画や漫画だったら笑える場面かもしれませんが、私は笑えません。イラク兵には、戦闘力も戦闘の意思もなかった訳ではないと思います。救国の志もあったはずです。

しかし彼らには、その戦闘力や救国の志を支える、最も基本的な物資が不足していたのです。食糧です。イラクの兵士は、ろくに食料を与えられずに「行け!戦ってこい!」とか言われていたんです。昔の人は良く言ったものです。「腹が減っては戦はできぬ」まさにこれでした。

もうお判りだと思いますが、兵站とは、戦闘を支える最重要項目なのです。これがないとどんな優秀な部隊も「ご飯ください!」になっちゃうんです。従って、兵站に使用する航空機は、それはそれは重要で、当然その数も半端なく多いわけです。

昔は、一番楽な兵站輸送は、鉄道でした。迅速に大量の物資を運べるからです。次に楽なのは地上輸送です。車両が走れる範囲は、輸送トラックが食料弾薬を運びました。海上では、輸送船がそれを担いましたが、これは危険な任務でした。

海上の輸送船は、よく敵の潜水艦に狙われていたからです。輸送船が敵潜水艦の魚雷攻撃で沈められたって話、これはよく聞きますでしょう?海上補給路は、海外の部隊の生命線だったのです。敵も考えます。もっとも楽に相手を倒す方法を。それは、食料の補給を断ってしまえばよいのです。そしてその最も迅速で安上がりな方法が、輸送船の撃沈だったのです。

海外の戦地で、海上の補給路が断たれた場合とか、近接の戦地でも地上からでは危険で近付けない場合は、輸送機が戦地に赴き、撃墜されない高度の上空から、味方の部隊に食料弾薬をパラシュートで投下したりしていました。とにかく兵站は、戦争を支える最重要事項なのです。

兵站や補給の描写、ガンダム1stでは、かなり描かれていましたね!これ、ガンダムがリアルで安っぽくないアニメになった事と深く関係していると思います。なんせ、補給部隊の隊長、マチルダ中尉なんか、ガンダムの立派なヒロインの1人です。

マチルダ中尉の婚約者の、補給部隊のウッディー大尉も、ホワイトベースがシャアの攻撃にさらされようとした時、無謀にもホバークラフトに乗って、その攻撃を阻止しようとしました。命知らずのヒーローですね!そのかいあってか、シャアの新鋭重モビルスーツ、ズゴックに対して、メインカメラを潰すという快挙を成し遂げたのです。シャアは、メインカメラを潰されたために、撤退を余儀なくされたのです。

補給部隊、つまり兵站の様子をここまでちゃんと描いている作品は、映画、アニメ、漫画のどの分野でも、このガンダムくらいのものだと思います。私は宇宙戦艦ヤマトのファンではあります。DVD殆ど持っています。ただし、リアルさに欠けるという点では、ガンダムに勝てない作品です。

特に最もリアルさを欠いているのは、1年間全く無補給で宇宙を航海し続けて、戦闘もし続けている事です。無補給?ガミラス相手に?ガミラスは地球よりもはるかに文明の進んだ星ですよ👆 そのガミラス相手に、地球の戦艦が、ただ1隻で、1年間無補給で戦闘?そりゃあ、ガンダムに勝てません。

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すみません!戦闘用以外の軍用機のお話をしていたら、いつも間にか兵站や補給のお話になり、さらにガンダムとヤマトのお話しになってしまいました💦、ごめんなさい💦補給、兵站の重要さは、もうお判りいただけたと思うので、次回こそちゃんと戦闘用航空機の分類に取り掛かりたいと思います!

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