「節約を過剰に意識する人はお金持ちになれない」という煽り文句
わかるけど、
これは、あくまでも金融資本を数値化した経済にフォーカスしての話だと思う。
「それがすべてではない」ことは著者も認めているけど、しっかり触れているわけではなさそうだ。
タイトルを含め、書き方が煽り気味でニュアンスが偏りがちなのが気になる。
もちろん、指摘されている内容は重要なことだと思う。
思考停止しがちな人々の意識に働きかけようとしている熱意が伝わってくる。
けれども、一種のプロパガンダ的な恣意的方向づけも感じられる。
極論、本人がそれで満足していれば、それで幸せだったりもする。
万人が同じ一つの指標を参考にしながら動くことのほうが、よっぽど奇妙だ。
重要な指摘ではあるものの、
一つの参考程度に留めておくのが妥当だと感じる。
・・・と言っても、
そもそもダイヤモンド社の発信だから、金融資本を軸にした経済寄りの内容なのは
当たり前と言えば当たり前なんだけど。
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