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過集中について

しばしば、「頑張ってるね」「頑張り過ぎだ」と言われますが、
本人にはその自覚がありません。人並みのことも全然できなくて
生活力が皆無に近く、
少し動いただけでたくさん休息を必要とします。

疲れにリアルタイムで気付けないことが大きいし、正直痛いです。
予定をまともにこなすことができず。
予定してはキャンセルのくり返し、
ひどい時は寝込んだままキャンセルの連絡もできないことも多いです。

頭の中が多動で混乱していると、脳が疲幣しきってしまい、
ひとことキャンセルの連絡をいれる、ということさえ思い至らずうなされているようになります。
何度もそういう経験をしていて頭では知っているのに、
過集中するときは加減もできず自分でもびっくりするような動きかたをしてしまいます。

数年前のことですが、パーソナルトレーナーの元に通っていて、
体力をつけるために個別のトレーニングをしてもらっていました。
筋肉は、一回破壊してから、良質なプロテインを採ると一気に成長するそうで、
そのためにも限界を超えて重いものを数回持ち上げるのが良い、という話でした。

バーベルだったと思います。何kgだったか覚えていませんが、
少しずつ重りを増やされ、
「もうこれ以上は少しもあげられない」と思った時に
「大丈夫!!あと1回!!」と励まされた勢いで1回持ちあげました。

そして翌日の朝。
両腕が自力では少しも上げられなくなっていました。
主治医のところで血液検査をしてもらい、結果を見た先生は驚いて、
「何をしたの?」と私に訊きました。
赤血球が壊れた時に出る数値が異常に高く(120とかだったと思います)、
「この数値はプロ野球の投手が投げこんだ時の教値ですよ」
と言われました。

パーソナルトレーニングジムで、どうやら火事場のバカぢからを出してしまったようです。
自分でも気付かずに。

上記のケースでは血液検査をして因果関係がハッキリしていたので「そういうことか」と気付くことができましたが、
きっと気付けていないだけで、日頃そういうことがしょっちゅう起きているんだと思います。

ギフテッド、とか言ってくださるかたもいて有り難いのですが、
この体質を自分でコントロールできれば確かに役に立つと思います。
でも、パーソナルトレーシングジムで不必要な過集中を発揮して
事実上の両腕を負傷してしまうのでは、ギフテッドとは程遠い
と私は思ってます(笑)。

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