自分で自分を褒める

自分のこと、褒めてますか？

会社員の頃、自分の凡庸さを嘆いていました。
学歴、ミスしない能力、オリジナリティ、ギャグのセンス、趣味、容姿。。。。
まあ、とにかくすべてのことを他の人と比べて,できないところを探してはがっかりしていました。

しかも、自分のできないところばかり探していると、人の欠点も目につきます。

当時はこのマイナスのスパイラルに囚われている自分に全く,気づくことができませんでした。

ある日肌トラブルで通っていた皮膚科のドクターが
「脳は赤ちゃんみたいなものだからネガティブな言葉はそのまま受け止めてしまいます。ネガティブ志向の脳は美容の点からも良くないんですよ。自分のことを褒めてください。」とアドバイスしてくれました。

自分のことを褒める？そんな習慣のない私はびっくりしたのですが、試しに褒めてみました。だって、綺麗な肌になるために医者に通ってるのに、自分の思考グセのせいで目的が達成できないのは、なんか非効率的な感じがしたんです。

でも、難しい。自分を褒めるって難しい。こんなに難しいものなのか？

そこで私は気づきました。褒めるって、技術です。技術は練習しないと身につきません。

みなさんは自分のいいところ、１０個言えますか？ぜひ、自分のいいところを１０個見つけてみてください。なんでもいいんです。私は夫とお互いのいいところを出し合ったり、仲のいい同僚と自分を褒める会を開いたり（これは結構良かった）して、「いいと思ったことを口に出す練習」をしてみました。

そしたら、あら不思議。自分のいいところが見つけられると、人のいいところもきっと見つけられます。

こうすればしめたもの、あなたの思考はプラスのスパイラルに変わります。

たぶん、自分のいいところを見つけると言うことは、自分を客観視すると言うことなのだと思います。そして自分を客観視して近視眼的な思考を一旦離れると、人のいいところも見えてきます。

人のいいところが目に入るようになってから、私の会社員生活は楽になりました。

せっかく毎日過ごす場所なんだからハッピーに過ごした方がいいよね。