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はじめまして。マコ・ニシタニです。

 はじめまして。わたしは、mako nishitani という名で詩を書いています。2016年に第一詩集『汚れた部屋』、2022年に第二詩集『LAST DAY OF SUMMER』を出版しました。
 第一詩集のタイトルにもある通り、わたしは30代後半まで、汚部屋住人でした。「掃除しますか? それとも人間やめますか?」というレベルで汚かったです(笑)。
  当時、何か自分の人生が上手くいかない、といっても仕事もしていたし、友達もいるし、楽しいことももちろんあったのですが、一日一日をどうにか過ごしていても、帰宅する度に死にたくなるほど汚れた部屋でもう何もする気にもならない、心が乾ききってる、という日々を送っていました。
 それが突然、韓国に留学したのですが、韓国でも性懲りもなくダメな男に引っ掛かり、部屋も汚かったのですが、ある日なぜか突然、片付けられるようになりました。わたしが片付けや掃除をできるようになるなんて、自分が今韓国に住んでいるということよりも驚きました!子供のころから部屋が汚かったのに、人生、何が起きるか分かりません。そして、ダメ男には幸いにもフラれ、その後別の男性(韓国人)と知り合い結婚して子供も生まれ、今も韓国に住んでいます。
  詩は小学生のころに書き始めましたが、本格的に書くようになったのは、まだ韓国に来る前、2005年から四年間、大阪文学学校に在籍した時からです。大阪文学学校に通い始めたころは、言葉が全く出て来ず、ようやく一行、そしてまたようやく絞り出した一行をくっ付けて、二、三行しかないような詩を書いていました。でも、その一行一行が、今書いている詩の中に生きています。
  四十歳で結婚してすぐに子供が生まれ、人生がずいぶん変わったと思いました。自分が結婚して家庭を持つことは、諦めていたわけじゃないけど、もしかしたらわたしには無理なことなのかなと心のどこかで思っていました。生活が落ち着いてはじめて、二、三十代のころの苦しかった自分を振り返った詩が書けるようになってきて、ある程度の数が書けたので2016年、四十四歳の時に詩集を出しました。内容が暗いので、読んでくれた友達の中には心配する人もいましたが、今、幸せなので大丈夫です(笑)。(でも心配してくれてありがとう❤️ たぶんその友達はnoteは見てないとは思うが。)
  第一詩集が暗すぎたので、第二詩集(2022年に出版)は明るく行こうと思ったのですが、テンション高すぎ、アホすぎ、と思われたのか、第一詩集の方がよかったと言われたりも。印刷された言葉だけで人を笑わすことの難しさよ。しかし、これらの経験も踏まえて、わたしはこれからも人生を、表現の道を、歩んでゆくつもりです。(でも自分で言うのもなんですが、第二詩集もいい詩集なんですよ。)
  noteでは、今までに書いた詩や新しく書いた詩、そして最近、短歌にも興味があるので、もし書ければ短歌なども書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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