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海士町でのまなび。

おひさしぶりです!
すっかり春になりました🌸花粉症の季節ですね。島根でボックスティッシュ4箱使いました☺️
そんなことはさておき、
私は春休み島根に3週間ほどおりました!拠点を海士町、益田市、松江市へと移しながら、色んなことを体験、そして学ばさせて頂きましたので、その振り返りを書きたいと思います✍

今回は海士町です!

海士町には、2月27日から3月4日までお世話になりました。
豊田さんをはじめ、教育委員会の皆様、学習センターの皆様、島の沢山の皆様に大変お世話になりました。皆さまの暖かい雰囲気、熱い思いに心を打たれました。
貴重なお時間をありがとうございました。

そもそもなぜ海士町へ?🤔

海士町での教育はよく研究室の先生から耳にしており、いつか自分の目で見てみたい!と思っていました。研究室の活動を通して、地域から関わる教育や探究活動について興味を持ち、隠岐島前高校の探究活動について、そして、そこで教育に携わる方々の想いや信念について実際に行って学びたいと思いました。加えて、島で暮らす方々との交流を通して島の暮らしを体感したいと思い、今回は海士町で勉強させて頂きました。


ここからは、たくさんの学びの中で、自分なりに考えたことをピックアップしました。
非常に長く、乱文ですが、読んで頂けたら嬉しいです🙇‍♀️

①幸せとは

豊田さんが仰っていた言葉でとても印象的だった言葉があります。
それは、

選択肢がたくさんある中で、自己決定できることが幸せに繋がること。
たくさん迷い、悩みながら自ら答えを出していく力が幸せをつくる力に繋がる。

です。
選択肢を用意することももちろん大切ですが、自ら選ぶ力というワードが自分には刺さりました。
自分に置き換えた時、自分で何かを選ぶことってすごく苦手なんです。優柔不断なところもあり、結果人に選んでもらったり、人の意見に乗ることが多いんです。自信が無い、間違っていたら怖いから、とかが理由だと思います。責任逃れといった見方もできるかもしれません。😌

多様な選択肢の中で自分で何かを選ぶこと。
これには勇気がいります。
失敗しても大丈夫!とりあえずやってみよう!
この場作りや、雰囲気、そう言ってくれる人が近くにいるだけで少し背中を押されます。

隠岐島前高校には、失敗の日があります。
失敗をタブー視せず、先生も生徒も失敗をオープンに語る日です。失敗を称え合います。
学校関係者の方々はオリジナルTシャツを着て、生徒を出迎えます。
失敗を受け止め、時には投げ出し、そこから次へのステップを踏み出します。
生徒たちは、受験、探究、テスト、私生活、色んなことで失敗し、悩みます。高校時代を振り返ると、私自身も大いに悩みました。でもどこかで、失敗してはいけない、失敗が怖いと感じ、色んなものに挑戦することが怖くなっていました。今も何かに挑戦する時は、失敗のケースを何個も考えてしまいます。
この失敗の日のように、失敗を受け止めてくれる大人がたくさんいることは、何かを挑戦したり、自分で自信を持って何かを決めたりする時に安心材料になります。

自分で何かを選び、幸せを掴んでいくためにも、このような土壌は必要だと改めて感じます。
何か挑戦してみたい時、勇気を踏み出そうとする時、選ぶ時、頑張れー!と応援し、そして失敗しても安心して戻ってこられる雰囲気を作りたいと思います、いや作ります。

まず、ゆるい会で失敗を語る日を開催しようとおもいます🚩

②何かチャレンジしたくなる場

私は島での探究学習についてとても興味がありました。どのようなシステムでやっているのか、島の資源をどう活用しているのか、気になっていました。

隠岐國学習センターでは、生徒の皆さんが、自ら自分のやってみたいこと、わくわくを見つけにいけるような仕掛けがたくさんありました。
特に驚いたのが週1で面談があることです。🗣💬これは、探究だけでなく、私生活や学校のことなどジャンルに問わず、スタッフの方とお話をする機会があります。ここで自分を認めてもらったり、つまづきや不安を解消することができたりします。
この隠岐國学習センターは、多くのスタッフの方が1人の生徒を全力で支えるシステムができていました。
生徒の皆さんとスタッフの皆さんとの関わりを見させて頂いた時、家族のような安心感と暖かい雰囲気を感じました。
その安心感が、何かをしたい!興味がある!となったときに、言い出しやすかったり、動きやすかったりすることに繋がるのだと思いました。

探究学習は、何かやりたいことを見つけることが第1ステップとしてあります。
が、
その何かを見つけることが1番難しいと私は感じます。🔭
どうぞ、自分のやりたいことを探しておいで〜と野放しにされても、子どもたちは戸惑ってしまいます。大学生の自分でさえも戸惑います。
学習センターでは、子どもたちのやってみたいことを、学年に応じてスタッフの方と共に探していくプログラムが用意されていました。

探究をする中で、自立学習を通して、自分でできるところは任せ、困ったら気軽に大人に頼れる場があることは、探究学習をする上でとても重要な役割を果たすと考えます。大人もすごい大人たちなので、地域に多くの知り合いがおり、自分のやりたいを叶える選択肢を多く用意してくれます。多様な選択肢の中から、安心感のある土壌の中で、自分で選択をします。
この環境が、子どもたちのワクワクを引き出し、探究学習を作っている秘訣だと思いました。

この安心感のある雰囲気、わくわくを引き出す環境を自分はどう作っていけるのか。
自分の中で大きな課題ができました。
探究に関わる各地域の取り組みにある要素を取り入れ、考えながら、自分なりに模索していこうと思います。

③こども議会

子ども議会の取り組みがとても心打たれたので、シェアします。
子ども議会とは、町の小学校高学年の子どもたちが、町長や町執行部との町づくりについての討論会で、さまざまな質問や提案を行い、よりよい町づくりについて意見を交わす取り組みです。(海士町HPより)

この子ども議会から、私が感じたことが3つあります。

①地域の課題を自分事として捉えること

子ども議会に向けての提案をするために、総合的な学習の時間を使い、インタビューをしに行ったり、地域の方に向けて中間発表をしたりと、とにかく地域の大人と関わるそうです。
現場の声をもとに、地域のことについて知り、地域の課題を自分事として捉えるきっかけになると考えます。

小学校の段階で、たくさんの地域の方に出会い、地域について知るきっかけがあることにとても羨ましく感じました。
私の学生時代を思い返してみると、地域の方と関わったり、地域のことについて考える機会があまりありませんでした。
地域について知りたい!ともならず、勉強と部活に追われて、地元について何も知らないまま、大学に行くために地元を出てしまいました。
いざ、北海道にきて、地元を客観視した時に、こんないいとこだったんかーいと気づくことが多々あります。帰省すると、静岡にいた時より富士山が何倍も綺麗に見えます。

私は地元の良さに気づけましたが、逆のパターンもあります。東京や大阪などの都会に出て、地元ってなんも無いと捉える同級生も成人式でたくさん出会いました。

地元に対する捉え方は人それぞれで、それが当たり前ですが、地元を知らないということに対して、すごく勿体ない事だと私はこの頃感じるようになりました。💭
私たちが知らないだけで、地域にある人を含めた資源ってたくさんあると私は感じます。
地域について知ったり、地域の大人に出会う機会が、子どもたちの今後の人生を豊かにするひとつの要素となるのでは無いかと考えます。
これは子どもたちだけじゃなく、地域にとっても、子どもたちと一緒に地域について向き合うことは、持続可能な地域を作るにあたって非常に重要なことだと思います。

この子ども議会を通して、地域について知り、自分事として捉え、そこから自分なりにどう解決していくかを高学年の段階で体験できることに、すごく感動をしました。

②おとなの姿が見ることができる
この子ども議会では、たくさんの大人が子どもたちの案に対して本気で向き合います。
議会の人だけでなく、上記にもあるように、地域の人にインタビューしたり、中間発表で発表を聞いてもらったりすることで、地域の方とも触れ合う機会が沢山あります。
そのような機会を通して、子どもたちは、
自分たちのために本気になってくれる大人たちがたくさんいること
に気づきます。

豊田さんが視察中にこの様なことを仰っていました。

地域肯定感は自己肯定感につながる。

自分たちの意見と真剣に向き合って実現に向けて動く大人の姿を見て、
うわ、この地域すげえな。、この大人たちすごいな、。と感じる子どもたちが出てきます。
この地域、こんな凄い大人がいるんだ!すごいな!そんな地域に住んでる自分ってすごい幸せかもしれない!
と感じるようになるんです。

私は実習に行くたびに、子どもたちの大人に対するするどい観察眼に驚かされます。
子どもたちは大人が思う以上に大人の姿をよく見ています。
だからこそ、地域における大人の姿はすごく大切だと改めてこの取り組みを聞いて感じました。
今後何か、地域で挑戦させていただく機会があったら、大人の姿といった視点に注目したいと思います。

③ことばで伝えること。
子ども議会、すごい素敵な取り組みだと思いましたが、人口25万人の自分の地域でこれは難しいぞ、。と考えた時、池田先生が、
町長の前にこだわらなくても、議会の人1人を呼んだり、役場の人を呼んだり、校長先生を呼んで議会をするのもありだよと
お話してくださいました。
規模は違えど、発表形態は違えど、子どもたちが地域のことについて考え、それを発表という形で大人が本気で向き合う機会を作ることは可能だということに気付かされました。

少し話は逸れますが、授業案を作っている際に、よく発表形態について考えることがあります。新聞にするか、プレゼン方式にするか、などなど、、。
この子ども議会の話を聞いて、誰かに自分の言葉で自分の意見を伝えることは大きなパワーを持っていると改めて感じました。

実際に子ども議会見に行ってみたいです!!!

④島の暮らしを体感できたこと

私は人生初の島での生活でした✨️
島での生活はどれも新鮮でした。
底まで見える水の綺麗な日本海を毎日眺めることができ、また夜には綺麗な星空が広がっていました。

わたしの島のお気に入りスポットは、
あままーれと図書館です🏫📕

あままーれはもともと幼稚園だったところを改装し、島の人が交流できるスペースになっていました。なんといっても、どこか懐かしい、落ち着いた雰囲気が本当にお気に入りです💐
とっても優しくて素敵な根岸さんをはじめ、素敵な方々がたくさんいらっしゃいました!
あままーれでは、町の人の娯楽スペースにもなっているようで、色んなイベントが実施されているようです!
次に行った際に参加してみたいです🥺

かわいい子ども部屋
キンニャモニャのしゃもじ購入した🫣



海士町には、図書館はあらゆる所にありました。
正確に言うと、まちまるごと図書館となっており、先程のあままーれや、レストラン、診療所など、あらゆる所に小さな図書館が設置されています。
一極集中にせず、わざと分散させているようです。
置いてある場所に関連するような本が置いてあり、ついつい手に取って読みたくなるような工夫がたくさんされていました📕
読書が苦手なわたしでも、読めそうな気がしました☺️


今回、この4日間でたくさんの経験をさせて頂きました。普段では絶対に体験できないことも多くさせて頂き、そして、多くの素敵な島の方に出会いました。大学生にも出会いました。
ここで得たことを北海道に持ち帰り、また成長して海士町に行きたいです!
ほんとうにお世話になりました。
ありがとうございました。

P.S.
一緒に旅をしてくれたまほありがとう!!
毎日夜中まで、一日のアウトプットが本当に楽しかった◎
1人の視点より、2人の視点があると、2倍面白いし、学びも2倍になることが今回わかった🙋‍♂️
本当に感謝しています!

まぽちゃん

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