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タルムード・ユダヤ教関連資料

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ラビ=ユダヤ教の聖典であるタルムードは、AD 2c末までに口伝律法を成文化した「ミシュナ」と、それにAD 6cまでに解説を加えた「ゲマラ」から成る。 神殿崩壊後のラビ・ユダヤ教…
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2018年12月の記事一覧

『Abodah Zarah』17a(バビロニアン・タルムード)

[ラッビ・アキヴァの発言]…[ラッビ・エゼキエルよ、ひょっとして[かの]異端(מינות…キリスト教を指す。[cf. 使徒 24:5])があなたの面前に来て]、あなたはそれに好感を持ったので、それが理由であなたは責任がある[と見なされ逮捕された]のではないか。[ラッビ・エゼキエル]は以下のように言った。…アキヴァよ、あなたは私に以下のことを思い起こさせた。かつて私がツィッポリの高い市場を歩いていた

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『Abodah Zarah』16b(バビロニア・タルムード)

そしてこれはラビ・イェフダ[の「傷のある大きな家畜を異邦人へ売ることは許可されている」という意見]と合致する。ラヴ・アシは言う。「普通の獅子は労働することの観点においては傷がある[つまり労働の役に立たない]。」

[これには以下のような]反論が起こる。大きな家畜を[異邦人たちに]売ることができないように、彼らに大きな獣たちを売ることもできない。そして小さな家畜を売る場所においてでも、大きな獣たちを

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