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昼景

高層ビルから見る夜景より
川面の小石に乱反射する
太陽の瞬きの方が
きっと思い出の飛距離が長い。
白鷺の群れが
気持ちよさそうに歩いている。
じっと微動だにせず
一点を眺める嘴の先。
たぶん冬の朝の空気を啄んでいる。

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