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まこ
2024年9月23日 03:38
諦めの波は白く粟立ちながらまつ毛の先まで打ちよせた引き潮のあとに砂に取り残された自意識は角が取れていてそれをかき集めてはまた僕が花束で打った皆既日食グラスの破片がハーフサイズのコーラの氷をすぐに溶かす右側の君の紙コップがふやけて奥歯をならしながらベコんと握りつぶした更地が売れてマンション工事が始まったら枕に沈めた反対側の耳に虫と声がしなくなった自然が一番やなんて東京で嘯くやつの言葉なんか信じられ