見出し画像

波乱万丈の40代 ~自律神経失調症・パニック障害から今の幸せへ~


私は40代になってもあまり体力の衰えを感じず、それどころか、人生で一番”脂がのっている”(?)時期だったようで、テニスにのめりこんだり、自分で小さなビジネスをしたり、活き活き暮らしていました。
43歳の時に夫が突然亡くなるまでは・・・。

その後は夫の死のショックだけでなく、夫の家族との確執・バトルでとうとう精神が病んでしまいました。
自律神経失調症になり、めまいと不眠、ひどい下痢に悩まされ、パニック障害にもなり、電車にも乗れず、仕事に就くこともできませんでした。

「自分もいっそ死んでしまいたい」

そんな気持ちに何度も駆られるものの、父を亡くしたばかりの小学生の一人娘を一人ぼっちになんて絶対できない。
それどころか、こんな弱った母親の姿を見せて、さらに不安にさせてはいけない。
そう気持ちを奮い立たせてはみるものの、不調の心と体が全く思い通りには動いてくれず、結局 1年半ほど実家に引きこもりになりました。

「これから1人で娘を養っていかなければならないんだ!」

1日も早く仕事を再開したい、何とかこの状態から立ち直りたい、と、心の病や自律神経失調症、鬱病に関する書籍を読み漁り、時には新興宗教や高額セミナーに手を出しそうになったり(周囲に止められ、そこはセーフ)、あちこち病院や整体にも行き、産婦人科の医師の前で泣いてしまったりということもありました。

そして、最後に行きついた心療内科。
女医さんの前で号泣しながら全てを話しました。そしてそこで言われた一言がその後、急激に自分を快方に向かわせてくれる事になったのです。とってもシンプルな一言。

「あなたが今この状態になっているのは”当たり前”なんですよ」

それまでは、
「今の自分ではだめだ」
「早く立ち直らなければ」
「この先どうするつもり?」

自分を責めてばかりで、泣いている自分、病んでいる自分を否定していたので、この一言はとても”効き”ました。

当たり前なんだ・・・

そう、やっと今の自分を受け入れることができ、自分を慰めてあげたい、と思えたのです。
それまでは、めまいや1週間も眠れないことが、自分にとっては受け入れがたく、一刻も早くこの状況から脱したいものだから、病院や薬に対しても、治してもらうという”期待”ばかり大きくて、効果が見られなければ、
”怒り”と”失望”がさらに膨らむばかりでした。

でも、その精神科医の一言で、まず、

〈自分の今の状態〉を受け入れ、
その〈医師〉を受け入れ、
その医師が処方した〈薬〉を受け入れ、
その〈結果〉も受け入れることができるようになったのです。

こんなボロボロの自分があるのは、「当たり前」なんだ。。。

実際そこで処方された睡眠導入剤と精神安定剤で、少しずつ1年半かけて不眠が改善され、あとは、どんどん快復していきました。

その後は、健康であるありがたみが身に染みて感じるようになっていたので、40代後半になっていましたが、それまでにも増していろんなことに意欲的に取り組むようになり、今に至ります。

ですので、心が病んでいる時に大切なのは、

「病んでいるのには理由があるのだから、自分がダメなわけではない。」と受け入れる事。
そして、今すべきことは、自分を受け入れ、癒してあげることであると知ること。
反対にしてはいけないのは、焦ること。

この期間に多くの書籍を読みましたが、その中でも、こちらが一番説得力があり、学びが多かったので、最後にリンクを貼っておきます。
世界的自然療法の権威、アンドルー・ワイル博士の世界的ベストセラーにして、医学の革命書と言われています。

『癒す心、治る力』アンドルー・ワイル著


ケガをした傷口は、翌日に綺麗になくなっているということはありません。
治癒にはプロセスがあります。そのことを教えてくれたのがこの本。
私は何度も読み、勇気をもらえる箇所には付箋をつけまくって、不安な時は繰り返し読んで励まされていました。

人は治ります!

この自分自身の”治癒力”を心から信頼できた時、それは一番力を発揮してくれるのだと信じています。


---------------------------------------------------------------------------------
※pandaは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、 Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?