【エッセイ】飲み会終わりの私を寝ぼけながら優しく迎えて入れてくれた妻へのありがとう
昨日は久々に飲み会
職場の先輩が私の結婚を祝福したいということでお誘いをいただき、妻に連絡すると、妻からはOKが出た。
それは是非行ってらっしゃい!
いざ飲み会が始まると、なかなか解散の気配がしない。
気づいたら23時手前
そろそろ帰ります!
急いで駅へ向かい、電車に乗った。
電車に乗り妻にLINEを返した。
帰路では一度返信があったものの、それ以降は妻からLINEが返ってこない。
きっと生存確認をして安堵の睡魔に襲われて、寝たのだろう。
久々にお酒を飲んだ私も電車でうとうとし始めた。
ガチャッ
さすがに遅くなり過ぎたと反省しながら、帰宅自宅にすると、一人暮らしを思い出すかのように部屋は真っ暗だった。
一人寂しく夕食を食べたであろう妻の洗い物がポツンの寂しそうに置いてあった。
普段24時前には就寝してる妻はきっとひとりぼっちが暇で眠くなったのであろうか。
22時台には先に寝るかもとLINEがあった。
もちろん妻は爆睡
私はシャワーを浴びて寝る準備をした。
布団に入ったのは24時半
妻は変わらず爆睡中
「遅くなってごめんね」
普段飲み会に行かない私は罪悪感と共に眠りにつこうとした。
すると…
サッと手を出してくれた妻
優しく温かい手で、私の手を包んでくれた。
もちろん目は閉じている。
手を握りながら帰宅が遅くなってしまった私を優しく迎え入れてくれた妻の手はいつも以上に柔らかく優しさを感じた。
よし、このまま幸せを感じて寝よう。
そう思った時だった。
スッ………
目は閉じている妻は、私にハグをしてくれた。
先程は、手の温もりから感じた優しさだったが、今回は全身で感じることができた。
私も思わず、妻にハグをした。
きっと寂しかっただろう…
いつもなら、一緒に夕食を食べて、テレビ見て、ティータイムをして、布団に入っているが、その日は違う。
全て一人で過ごし、一言も発することなく布団に入ったであろう。
ただただ、申し訳なくなった。
寂しい思いをさせてしまった。
妻のおかげで、飲み会では、結婚を祝ってもらえて嬉しかった。
きっと、一緒に飲みに行った先輩には、私の妻に対する愛がたくさん伝わっただろう。
さぁ、今日から巻き返しだ。
昨日一人寂しく過ごさせてしまった妻と、楽しく夜を過ごそう。
「妻と過ごすありふれた日常が、一番幸せ。」
そんなことを改めて実感した。
なんて素敵な人に出会えたのだろう。
私は幸せ者だ。
最後に、妻へ。
昨夜は一人寂しく過ごさせてごめんなさい。
おかげで飲み会で結婚を祝ってもらいました。
今日からまた一緒に楽しく夜を満喫しましょう!
愛してる。
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