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断想:「|盈虚《えいきょ》」と出て。


冷静を装いたくても沸点(怒りに限らず)が低すぎてすぐになんかに影響を受けてしまうので、それが日常において良いほうにも悪いほうにも転がるという話。

仕事や家事やら、あとは創作もそうですが、やる気が出ない、モチベーションが上がらないなどとヒトは言います。はい、私も言いますもちろん。実際かなりのめんどくさがりなので、ほんとうに何もしたくないずっとゴロゴロしてたいという気分でいることが多いです。

そんなときは気分も滅入るし、株価も上がりません。

ところがちょっと前に、青い鳥のSNSのほうから「モチベーションが上がる方法なんてないんだから、まずは何がなんでも手を動かすことだ自然とそのままモチベーションなんて上がる」とかいうのが流れてきまして。そりゃそうかもしれないなと思った次第です。

それでまぁたしかに、まさにいま書いているこの記事でもそうですが、始める前はどうしたもんかと思うものでも、いったん着手してみるとスラスラ書ける(カタカタ打てる)もんなんですよ。あぁほらいま脳汁ちょっと出てきてる。見えますか?

ドーパミンでしたっけ、アドレナリンでしたっけ。忘れましたけども、これのおかげで夜もスッキリ眠れてメリハリのある健康的な生活が送れるようですよ。

それともうひとつ、考え方の変化もありました。以前にも綴ったこともあったかも知れないんですが、私の場合楽しいことも楽しくないこともだいたい全部が義務感によって動かされていて、それで焦燥を覚えて…なんですね。

たとえば旅行でも、荷造り面倒だな(忘れ物してはダメ!)、空港までの時間はえぇーっと(ぜったいに乗り遅れたらダメ!)、とかそんなふうにネガティブな要素ばかり表に出てきて楽しみきれないことがあるんですよね。もう緊張しちゃって。

ところがまぁフタを開けてみりゃ、ほとんど予見したトラブルなんて起きないんですよ。たいていのトラブルは予見できないものなのでね。

そこそこの年月生きてきて、まだ緊張するシーンは尽きないですけども、もう少しそのしょうもない経験値を活かして、リラックスした生活を送りたいものです。

ちなみに冒頭の一文で「影響」と打とうとして変換ミスで「盈虚えいきょ」と出て。三国志の武将か何かかしらと思って調べたら…

「月の満ち欠け。比喩的に、栄枯。」

Oxford Languages

だそうです。またひとつ賢くなりました。まだ枯れずにすみそうです。

みなさんごきげんよう。














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