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『大日本末期文学のテーマ』


救いようのないひとたちが溢れていて

偉そうに

自分は

ちょっと離れた高台から

双眼鏡をもって

眺めてる


つもり


だから

彼らの動きはぼんやり見えても

声は聞こえない

ほんとうは何をしているのかも

わからない

ただただ伝わってくるのは

終末感


脈々と続く文明社会につきまとう

終末感

いまさら自分が憂うこともない

終末感

しかし

偉そうに

自分は

眺めて

記録する


眺めて

記録している


つもり


ナニサマのつもりだろう



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