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ふよふよと漂う、宇宙。

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ひびのつぶやきから、お気に入りをまとめました。
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記事一覧

愛と刑務所

渡辺淳一センセイの「愛の流刑地」みたいな題だけど、こちとらエロスではなくマジっす。 たと…

霊能者から学んだこと

そういう能力がある人がいることは知っていたが、私はからきし信じていなかった。霊と交信でき…

アンパンマンと悪とエロ

伝統とはオソロシイもので。誰かがおっぱじめてしまった行事を、なぜだかみんなが粛々と続けて…

絵が上手い人。

今でこそ、このようなテキトーでヘタくそなイラストを描いている私だが、実は本気で描くと絵は…

砂漠の国からみた、日本

10代の頃、この日本がとてもイヤだった時期がある。   すぐ群れる。    出る杭を打つ。 …

スケープゴート

「あ、この会社。ロゴ変えた」 と旦那さんは職業柄、よくそんなことを言う。 彼はエディトリア…

「この世に偶然はない」

と、力説されたのは、私が21歳のとき。 さる年上の女性からだった。なんの話の流れかは忘れた。 聞いたときは「へえ。本当かな」と思う程度だったのだけれども、折に触れ、じわじわとその言葉を思い返すようになった。 「じゃあ、あのときの私の失敗は必然だったのかな」 「あの人とどうしても何回もすれ違ってしまうのは、偶然じゃなかったのかな」 「父親が死んだのは必然かな。会社が潰れたのも?」 失敗はすべて必然にしてしまえば気が楽だし、学びのチャンスだと言い換えることができる。あの失敗がある

だって宇宙が……。

大学で「宇宙論」を選択していたことがある。 その授業は文系の生徒でも受講できるというもの…

脅迫は犯罪ではなかったか

息子のサッカー部の朝練は絶対に遅刻できない。 なぜなら時間に遅れると連帯責任で、その学年…

差別・逆差別

「この前、同窓会があったんだけどね……」 先週、カフェでお茶をする機会があったときのこと…

クリエイトする時の、ベクトルが逆なのだ。

マーケティングリサーチって、人を動かす説得材料には大事だと思うのだけれど。正直、正しい順…

名医、名医を知る

フリーランス駆け出しの頃は「押忍! どんな仕事でもお受けしまっス!」というスタンスだった…

「死」の表現と子どもたち

我が家の子どもたちが通っていた幼稚園は、子ども目線の保育がすばらしい、自慢の園だった。 …

18歳のカタルシス

今でも山手線に乗ると、18歳の自分に戻るときがある。 そのころ、毎日の通学に山手線を使っていたのだが、私はそこで『二十歳の原点』という本を読んでいた。 この本の著者の高野悦子さんも、そのときの私と同じ大学生。学生運動が巻き起こっている真っ只中、その本は彼女の嘘偽りのない心の叫びそのものであり、明晰で繊細な感受性がほとばしる真摯な日記だった。 当時、大学に入りたての18歳になりたてだった私は、少し背伸びをしてその本を読んだのかもしれない。しかし、そのドライアイスを押し付けら