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化学プラントオペレーターについて

化学プラントオペレーターとは

化学プラントオペレーターとは、化学プラントの運転・製造・管理を行う者の総称である。

化学プラントオペレーターの仕事内容

装置の運転、管理

化学プラントオペレーターは、化学プラントに設置されている様々な装置の運転・管理を日夜行う。
基本的には、1つの事業所では工程別に製造職場がいくつにも分けられている。

製造職場には、装置の圧力や温度などを監視する計器室(オペレータールーム)と呼ばれる建物があり、作業員は普段そこで待機している。

製造工程では、生産計画に基づいた製品を製造するために流体の流路や温度、圧力などを変更する必要があり、現場作業員はその作業も行う。

工事立ち会い

製造現場では、毎日のように機器の補修や点検、撤去など何かしらの工事が行われている。
その作業自体は協力会社の方が行って下さるが、製造員は事前準備や、工事が安全に行われているか確認をするための立ち会い業務が発生する。
引火性流体を扱うので、火気工事の際は特に注意が必要である。

トラブル対応

例えば、どこかの配管に穴が空いて流体が漏れた場合、速やかに処置しなければならない。
漏洩の規模によっては、装置を全停止させる必要もあるし、消防車や警察が来ることになる。
(その際の当事者は、かなり長時間事情聴取される…)

そのようなトラブルは事前に想定していないと、いざという時に動けないので想定訓練も行われる。
私の場合は、基本的には夜勤で訓練を行っていた。
訓練は机上で行われたり、実際に現場に出て模擬操作を行なったりする。

マニュアル修正

化学プラントでは全ての作業にマニュアルがあり、運転員は時間がある時にアップデートを行う必要がある。
昔は逆に「マニュアルなんて見るな、考えろ」と言われることもあったが、いつしか時代は変わり「誰が見てもその作業ができるようなマニュアルを作れ」という風潮になった。

安全活動

製造業ではお馴染みかと思うが、安全活動として危険予知訓練やヒヤリハット活動などを行っている。
(トラブルが起きるとどんどん厳しくなる、、)

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