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ご飯は残さず食べる「べき」?

私は、ごはんは残さず全部食べるのが「正しい」とずっと思っていました。

お腹がいっぱいでも、残っているのなら頑張って食べる「べき」。

なので、食事に行って食べ物を残す人がいたら、ひっそりと嫌悪感を抱いていました。


我が子が食事中に「もうお腹いっぱーい!」と言って残そうとすると、「残さず食べなさい。」とか「もったいないことしないで!」などと、強めに声をかけていました。


しかし、夫は子どもたちに何も言わない。

それが不思議でたまらなくなり、一度聞いたことがありました。

私「子どもたちがご飯を残すときに、あなたは何も言わないけど、何で?どう考えてるの?」

夫「え?だって、自分がもうお腹いっばいで食べられないって、ちゃんとわかってるってことじゃん。自分のことわかってるってことだから、いいんじゃない?」


⁉️⁉️⁉️

夫のこの言葉に、目から鱗が落ちました。

そういう考えもあるのかと。

そしてこのことから、「ご飯を残さず食べる」ていうのは、一つの価値観でしかないのだということに気付きました。

正しい 間違い ではない。

価値観の違いがあるだけ。

でも、やっぱり私はご飯を残すことはあまり好きではないので、引き続き自分はそのことは大事にしていきたい。

「ご飯を残さず食べる」という価値観を私は大事にしつつも、例え子どもであってもそれを押し付けるべきではないのだと考えるようになりました。

それ以来、子どもがご飯を残してもさほどイライラすることもなくなりました。

そして代わりに、子どもたちがご飯を残さず食べたときには、すかさず「全部食べたね!いいね!」「残さず食べてくれてありがとう。」と声をかけるように意識するようにしています。(そんなにうまくいかないけれど。)

また、子どもたちが自分の食べられる量のご飯を自分でよそったり、すこーしだけにしたり。

ご飯を残さない工夫も考えてみる。


他人に対して、強い感情(今回は嫌悪感)を抱いたら、それは自分の価値観を知るチャンスなのかもしれないですね。



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