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本当の意味での「子どものため」になる子育て

今日は月に1回のパセージフォローアップの日。
パセージとは、アドラー心理学に基づく子育て学習プログラムのことで、私は2020年1、2月に仙台の仲間たちと受講しました。
それから、毎月1回zoomでつながって、子育ての困った場面などをみんなでシェアしながら、対応を考えています。





今日は、パセージテキストの第3章「課題の分離」を読みながら、話していきました。

子どもの課題と親の課題

問題にどう取り組みどう解決するかの結末が主に子ども自身にふりかかって、他の人にはあまりふりかからないとき、その問題を「子どもの課題」といいます。(パセージテキスト13-L)

宿題をいつするのか。そもそも宿題をするのかどうか。
明日の準備をいつするのか。忘れ物をしていないかどうか。

どれも「子どもの課題」です。


親の課題の中には、子どもの課題に関係したものがあります。
子どもの学業や友だち関係は子どもの課題ですが、親はとても気になります。親には親の期待があるからです。しかし、「子どもの課題に対する親の期待」は子どもの課題ではなくて親の課題です。(パセージテキスト 13-L)

宿題を早くしてほしい。宿題を間違わずにしてほしい。
忘れ物をしないようにしてほしい。

どれも親の期待であり、親の課題です。

なので、親の課題を解決したいがために「早く宿題やりなさい!」と言ってみたり「忘れ物ない?あれ持った?これ持った?」としつこく聞くのは、ナンセンス。

「親の課題を子どもに肩代わりさせない。」
パセージテキスト14-Rにこう書いてあり、刺さりました。

「子どものため」と言いながら、実は親が安心したいがために言っていることが多い。本当に気を付けなければいけないなと思いました。


子育ての目標

では、本当の意味での「子どものため」になる子育てってなんだろう?と考えたときに、パセージの最初に学んだ子育ての目標を思いだしました。

〈子育ての行動面の目標〉
1 自立する。
2 社会と調和して暮らせる。

〈子育ての心理面での目標〉
1 私には能力がある。
2 人々は私の仲間だ。

私はこの目標が本当に大好きです。
我が子だけでなく子どもたちがみな、さらには大人たちも「私には能力がある!」「人々は私の仲間だ」と思えるようになったらなんて素敵な社会になるだろうとワクワクしてきてしまいます。

今の私の声かけは、「私には能力がある」「人々は私の仲間だ」と思えたかな?と、常に点検してみようと改めて思いました。


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