コロナ禍に一筋の光「ライブ配信」との出会い

元々はモバイル販売事業を手掛けていながら、まったく別の業界であるエンタメ事業を新たに立ち上げることになり、日々奮闘を続けていたMakky!さん。

これまでモバイル販売事業に関わり積み重ねた経験や知識と、エンタメに関わる人や夢を追いかける人への強い想いから、モバイル販売とエンタメとを組み合わせた新しい「モバイルイベント事業」をスタートさせました。
しかし、事業が順調に軌道に乗りはじめたタイミングで日本に降りかかった、新型コロナウイルス感染症のパンデミックという悲劇……。

不要不急の外出や人との接触が避けられるようになり、多くの人が集まるイベントはそのほとんどが中止され、Makky!さんが手掛けていたモバイルイベント事業もストップすることに。
残念ながら、今後の計画や目標は全て白紙に戻ることになってしまいました。

そんな中、Makky!さんの元に届いた1通のメール。
それは、ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」を運営するDeNAからのものでした。
実は、モバイルイベント事業を進めている最中、ライブ配信をやらないかと誘われていたMakky!さん。
インフルエンサー会社との提携がきっかけでライブ配信を紹介され、ライバーになってみないかと声をかけられていたのです。
当時のMakky!さんからすれば、ライブ配信業界は全く知らない新世界。
実は配信を見てみても自分の関心を惹くものは見つけられず、あまり興味を持てずにいたそうです。
ですが、Makky!さんは今後自社で立ち上げたエンタメ事業を一から創り上げていかなければいけない立場にあります。

今後エンタメ事業の役に立つことがあるかもしれない、ふとそう考えたMakky!さんは、Pococha(ポコチャ)の運営に問い合わせをしておいたのでした。

問い合わせに対する返答はすぐにはきませんでしたが、ちょうどコロナ禍の影響を受けて全ての計画が白紙に戻り、モバイルイベント事業が完全な振り出しに戻ってしまったタイミングで連絡がきたとのこと。

紹介されたときにはあまり興味が持てなかったライブ配信ですが、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて事業がストップしている中では話は別です。
コロナ禍の影響で不要不急の外出は避け、厳しい自粛が強いられていた当時のMakky!さんにとっては、ライブ配信は自分にぴったりの仕事。
そもそも本業であるイベント事業はほぼ完全にストップしており、お父さんのお仕事を手伝いハウスクリーニングに取り組みはじめるほど、当時のMakky!さんには時間の余裕がありました。

配信にかける時間がしっかり確保できるタイミングだったのも追い風となり、Makky!さんはついにライバーとしての第1歩を踏み出すことになります。
ライブ配信とはどんな事業なのか、それを知るためにもまずは自分がライバーとして頑張ってみようと考えたMakky!さん。
いちばん最初にライブ配信を紹介された際、紹介してくれた人の事務所に所属するという道もありましたが、Makky!さんは初めから「それなら事務所は自分で立ち上げよう」と考えていたそう。
ライブ配信を紹介してもらったこと、何かの役に立てばと問い合わせてみたこと、既存の事務所に所属するのではなく自分で事務所を立ち上げようと思ったこと……。
このときのMakky!さんの行動や考え方がひとつでも異なるものであったら、おそらくライバー事務所・レビィは存在しなかったことでしょう。
Makky!さんがその時々で何気なく取った行動、ごく自然に浮かんだ考えのひとつひとつが、今のMakky!さん、そしてアドバンサーのエンタメ事業を形づくってきたのです。

様々な運命や世界の動きに翻弄されながらももがき続け、新型コロナウイルスに影響されない事業のひとつである「ライブ配信」に挑戦してみることになったMakky!さん。

初めて触れたときにはあまり興味が持てなかったライブ配信をエンタメ事業の柱とするまでには、いったいどんな出来事があったのでしょうか？