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5度目の結婚(その3)出会い

※こちらの続きです
5度目の結婚(その2)婚活の経験
https://note.com/makky0310/n/n5ab540714343

人生3度目のお見合いパーティーは
こちらでも書いた通り

5度目の結婚(その1)プロローグ
https://note.com/makky0310/n/ndf43fa250068

2月22日(ニャンニャンニャンで猫の日)
無意識で選んでいたとはいえ
のちにこの日にちが二人を象徴するあることに
ぴったり当てはまっていることに驚く。

本当に人とは意識ではなく無意識で生きる生き物だと痛感する。

さてその日私は、大阪の中心部に車で来ていた。
大阪とはいえ中心部は大都会。

秋田の田舎から出てまだ3ヶ月ほどしか経っていない私にとっては
都会の中心に車で来ることは大冒険だった。

実際車で来てみると自宅から驚くほど近くて
たった20分ほどで現地に到着してしまった。

パーティーの時間は確か午後7時。
到着したのは午後6時回ったばかり。

そんなこともあろうか?と私は肩がけのバッグの他に
裸のノートパソコンを持って来ていた。

お見合いパーティーまでの数十分
私はPCに向かうことで気持ちを落ち着かせようとしていたのかもしれない。

でも実際は、その時持って行ったPCで何をしていたのか?
さっぱり思い出せない。

本当のところは思ったよりも緊張していたのかもしれない。

今日素敵な出会いがあるのか?それとも
以前のように空振りに終わるのか?

パーティー参加費より高い駐車場代を覚悟して私は
時間と同時にパーティー会場に向かっていった・・・。

* * * * * * * * * *

会場に着くと
すでにほとんどの方がいらしていたのか?
私が渡された番号は

5番

だった。
(5度目の結婚?の意味??笑)

こちらでも書いた通り
5度目の結婚(その②)婚活の経験
https://note.com/makky0310/n/n5ab540714343

パーティー会場では先着順に番号を渡される。
5番というのは、その時の女性の参加者の5番目に到着した人、ということ。

番号と、自己紹介カードなど必要なものを受け取ると
私は小さなブースの中に入っていった。

そこにはすでに、今日5番目に到着した男性が着座されており
なにやらスマートフォンをいじっていた。

誰だって落ち着かないこの雰囲気。
スマートフォンだっていじりたくなるだろう。

自分で希望しておもむいた、とはいえ見知らぬ男女が
こんな小さなお部屋におしこめられて
特段話したくもないのに2、3分放置されるのだ(笑)

だけど、この緊張と初対面の人間とでも好対応しなければならないという
多少のストレスを乗り越えないと出会いのチャンスさえやって来ない。

だからやっぱり努力は必要だ。

男女の出会いをほんの少しでも希望する諸君よ。
本気で人間関係が欲しいならそこには必ず多少のストレスが発生し
それを乗り越えた先に幸せがあるのだと知るべきである。

さて
私の隣の5番の男性と、とりあえず、こんばんはと挨拶をとりかわすと
二人に流れる緊張感をごまかすか?のように
渡された自己紹介カードの記入に没頭した。

しかしそれでもなお開始の時間まではまだ時間があった。

隣の5番の男性は私がした作業はとうに終えたのか、
スマートフォンのゲームに夢中になっていた。

横目でちら、と見て

(うわぁ〜💧 この男性、無理やわ〜。5番の男性はもうあかんです。)

残念だけどそう思った。

せっかくのこの機会を隣にいる女性と話すチャンスとせずに
主催者がスタートの声をかけるまで律儀に自分のことに没頭する、彼。

(しかも、やっていることがスマホゲーム・・・)

ないわ〜と内心ひとりごとを言っているうちに
とうとうパーティーの時間がスタートした。

(主催者)
はい。
それではこれからパーティーを始めます。

今日ご参加のみなさんは
・男性9名
・女性7名
となっております。

このパーティーのルールは・・・・・・・・


男性9名。結構な参加数ね。
私が参加したパーティーは

☑️再婚理解者
☑️40歳以降

そういった内容であった。

その内容での参加者の多さに多少驚いた。
(がしかし私にとっては嬉しい限りであった。)

さて私にとっては3度目のパーティーは、それまでの経験のおかげか
なんだかちょっとだけ余裕だった。

そう。

今更だけど、ここでみなさんに知っておいてもらいたいのは
私は正直、運命の出会いなど1ミリも求めていなかった。

最初の2回のパーティー経験からも
その他にも、
たった1、2ヶ月ほどであったが登録したことのあるネット婚活での経験からも

そこに運命の相手などいるわけがない

それが私が出した結論だった。

私がゆいいつそのパーティーに希望してたのは
せっかく大阪に引っ越しして来たんだから
同じ経営者の男性とでもお友達になりたい。

私の思いはそんな程度だった。

こんなパーティーごときで
一生の相手に出会えるなら苦労ないわ。

私はそう思っていたのでその時の私の服装は
間違っても男性ウケしない、デニムだったし
(本気で婚活したい人は、パーティー会場にデニムで行ってはいけません。)

パーティー会場に裸でPC持っていくようなそんな程度のやる気でしたから・・・・。

だからか私はその時のお見合いは
それまでに一番緊張感ゆるめで参加出来たと思う。


さて
本格的にお見合いがスタートして男性が次々にやってきた。

巡ってくる男性は
年収700万円の経営者であったり

40歳以上限定なのに年上の女性をねらう
39歳のおしゃべりな男性であったり

話はとても面白いのに
(ちゃんと歯磨きしてる?汗)って聞きたくなるような
身だしなみがとても残念な男性だったり

普通の会社員で
普通の会話で
記憶にすら残らないような
面白みに全くかける男性だったり・・・・さまざまであった。

みなさんそれなりに一生懸命で
必死にお相手の女性を探していらっしゃるのはわかった。

でも回ってくるどの男性も
私の心の何か?をぐっとつかむのには欠けていた。


結局こんなものかぁ。

回ってくる男性がどんどん最後の方の番号になり
今日もお友達にすらなりたい男もいなかったか〜
そう思った、次の瞬間だった。

こんにちは。

その男性は
初めて私のブースに入って来た。

👉5度目の結婚(その4)選ばれる時
https://note.com/makky0310/n/na712eb30bd4e


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