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生きづらさは日常にあふれている。

告白します。

僕はこの世の中で満員電車が一番嫌いです。
(好きな人はいないと思いますが汗)

その自覚が出始めたのは、
振り返ると高校2年時だったと思います。
この頃から大学受験のために都内の予備校へ通い始めていました。
僕の実家は埼玉県の田舎だったため、
新宿までドアドアで1時間30分弱かかります。

学校から新宿に向かうまでは時間的にそこまで混んでないし、
乗ってる時間も大宮から30分程度だったため、
苦痛と感じたことはありませんでした。

でも、帰りは通勤ラッシュにドはまりする時間帯。
しかも1時間半もぎゅうぎゅう詰めで立ち続けなくてはいけません。

僕が乗っていたのは、
首都圏の中でもおそらくTOP3に入るであろう乗車率を誇る埼京線でした。
総武線に乗られていた方なら想像つきやすいかもしれませんが、
気持ち悪くても途中で降りることが困難なほどの激混みです。

さらに言うと、埼玉の田舎の方に近づくほど
一駅分の距離がめちゃくちゃ伸びます。
都内の地下鉄は
一駅なんて10-20分程度歩けば行けちゃう距離かと思いますが、
田舎の一駅は歩いたら1時間かかることはザラです。

つまり、
それほど長い時間すし詰め状態が続く
ということになります。

まだ秋冬は暑くないので千歩譲ってましですが、
夏場はマジで最悪です。
想像するだけで気持ち悪くなりますが、
すし詰め状態により大半の人が汗をかいています。
(もれなく自分も)

するとその汗により嫌な臭いが車両中に充満し、
それによりさらに周りもイライラしてくる。

以前にもシェアさせていただきましたが、
僕はどうやらHSS型HSP気質みたいなんです。

においに敏感であったり、
(物理的・精神的な)圧迫感が苦痛であったり、
周りの感情を良くも悪くも敏感に感じやすい。

満員電車は、
HSS型HSP(HSP)にとって揃ってはいけない条件が全て揃っています。

高校生当時は高いお金を払って都内の予備校にまで通わせてもらっていたし、
両親も僕のために満員電車を耐えて仕事を頑張ってくれているんだと思うと、
両親に対して「満員電車がつらいから通えない」なんて言うことはできませんでした。

だから当時はひたすらに耐えて耐えて通学していましたし、
社会人になった今でも両親には言っていません。

なんとか耐え忍んで
晴れて大学へ入学できることにはなりました。

ただ1年生の時はお金もなかったし、
まずは実家から通うように言われていたので、
埼玉の片田舎から明治大学まで通うことに。

ホッとしたのも束の間でした。

また満員電車との闘い。
しかも今度は片道ではなく、往復。
あの時の地獄をまた味わうのか・・
と思うとひたすら鬱でした。

ご実家が遠い方からしたら、
羨ましい悩みじゃんと思うかもしれませんが、
HSS型HSPの僕からすると耐えられる代物ではありません。

また自分がHSS型HSPだと知ったのもごく最近の話なので、
大学生当時は知る由もなく、
”満員電車は我慢するものだ”と思いこんでいました。

ちなみに、
僕なりに少しでも苦痛を減らせるように工夫はしていました。

例えば、
夏でもマスクをする
・イライラしているのが伝わってこないように、
 目を閉じる
・舌打ちなどが聞こえてこないように、
 音楽をできる限りの音量にして聞く
などです。

それでも我慢し続けた結果、

・気持ちが悪く、耐えきれず途中下車する
・目的の駅に着いた瞬間にトイレに駆け込んで吐く
・なんとか頑張って学校に到着するも、
 気持ちが悪すぎて1限に出られない

ということが数えきれないくらいありました。。

大学3年の頃くらいから実家を離れ都内に出てきて、
それ以来ずっと都内で暮らしているため、
今現在まで満員電車とは無縁です。

そのおかげで飲み過ぎで気持ち悪くなる時以外、
途中下車をしたり、
通勤や通学中に吐くということもありません。

今また一時期と比べると、
満員電車に乗って通勤や通学をする人が増えてきたと思います。

僕は幸いにも今リモートをさせてもらっているし、
現在は都内に住んでいるので満員電車に乗る必要性もないですが、
きっと僕と同じような気質を持たれている方は、
また辛い体験を余儀なくされているやもしれない。

そしてその体験があると、

・目的地に着いた頃には疲れ果てていたり
・遅刻はしたくないけど遅刻してしまったり
・ひどいと出社そのものが困難になったり

してしまう可能性があります。

決してその人本人のせいではありません。
甘えでもありません。

それだけでも周りの人には理解してほしいと、
僕は切実に思っています。

本記事を読んでいただくことで、

・同じような苦しみをあなた以外も抱えているよ。
 だから少しは安心してね。
・僕らのような人もいるんだな。
 辛そうな場合は少し配慮してあげよう。

こんなことが伝わったら幸いです。


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