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【10分でnote】社会人16年目になって思うこと徒然話

徒然なるままに社畜暮らしパソコンに向かいて、
まる15年が過ぎてしまいました。
おかしいなぁ今ごろ石油王と結婚していて三人くらい子ども産んで労働なんかしていないはずだったのになぁ。

働き初めの頃から社会も変わって会社の制度も変わって自分も変わって、いろいろ思うこともないこともないのでメモを残します。
これは多分、今後自分の部署に配属された子や新卒向けの部門ガイダンスで何かしら話す時のネタになると思ってちょっと真面目に書いています。

◾️成長曲線がすぎょい人の5要素

わたくしがオバさんになってから、というか管理職になってから、会社の大切な人材をお預かりする中でいろいろ教えて育てて、をする場面もあったのですが、その中でこの子抜群に伸びるじゃん!って人たちの特徴を後輩ちゃんと整理したところ、下の5つの要素を少なからず持っている、ということが分かりました。

①言語化できる人
自分がやっていることを言葉にして相手に伝えられる人。語彙力があればベストですが、抽象的な概念を簡単な言葉で表現出来ればそれでよいです。

②素直な人
平成生まれは褒め言葉を素直に受け取る人が多くていいね!と思っています。変に卑下する人は扱いに困るし結果捻くれて育つことも多いです。更に加えていうならば、大事なのは叱られた時、アドバイスを受けた時にまず自分を顧みる素直さが大事です。自省する人は本当に伸びる。

③論理的思考ができる人
原因があって結果がある、その過程をすっ飛ばそうとする人は基本的にどんなことも軽んじる傾向にあります。そういう人は作業者に留まりがち。答えを教えろ、ではなく、理屈を教えろ、が肝要。

④知識欲がある人
なんで?どうして?がある人は、仕事を与えた時に自分で調べてプラスアルファも学んで自走できる人です。結果覚えも早いし応用力も育つのでどんどん仕事を任されて更に成長曲線がぎゃーんとなります。

⑤愛嬌がある人
これ難しいよね。でも大事なんです。媚を売れってんじゃないですよ。多分これ、わたしはあなたに興味がありますと態度で示せる人と言い換えられると思っています。きちんと目が合って、笑顔で答えられるだけでOKです。声が笑顔だとより素敵です。

他にも美徳と呼ばれるポイントは沢山あるかと思いますが、自分の周りの成長曲線がとんでもねぇことになっている若者は、この5要素のうち少なくとも2要素が普通の人より圧倒的に高いです。
逆に元々能力が高いと評価されていたのに数年後周りに追い抜かれていく子はこの5要素がまんべんなく弱いです。
母数も少なきゃ大層抽象的だしなんせソースは俺!なのですが、なんか最近周りに追い抜かれてるな、と焦ってる人は自分の振る舞いを見直すことをオヌヌメします。

◾️無知の知、バカは無知

自分がモノを知らないことを認識していない人をバカ、と定義すると、バカは基本的に自分の能力を過信しがちです、という話。
引用した本はここ最近の自分のモヤモヤを端的に説明していて、ふむふむなるほど、と思うことが多かったのですが、こちらを読んだ上で自分なりに整理したところ、【ある事実を知っている/知らない】ことを【知っている/知らない】と分類したとき、

①知っていることを知っている:賢い人

②知らないことを知っている:見どころのある人

③知らないことを知らない:大バカ

④知っていることを知らない:専門バカ


となるのではないかにゃー、と思った次第です。
③は言わずもがなですが、④も集団の中ではわりかし害悪です。使う言語が違うのと、相手の理解度に応じた説明ができないので結果迷惑になるからです。
自分自身はせめて②で留まりたいなと思います。

「バカの問題は、自分がバカであることに気づいていないことだ」
自分の能力についての客観的な事実を提示されても、バカはその事実を正しく理解できないので(なぜならバカだから)自分の評価を修正しないばかりか、ますます自分の能力に自信をもつようになる。まさに「バカにつける薬はない」のだ。

『バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない』橘玲著

◾️貴様いつまで被害者でいるつもりだ問題

わたし可哀想、わたしこんなに頑張ってるのに評価されない、わたしを認めてくれないなんてこの会社はおかしい、というスタンスの人は基本的に被害者ヅラした加害者だと思っています。
自分が受けるほんの少しのデメリットを声高に叫んで被害者ヅラして、自分が与える害にはてんで鈍感。近頃話題の子持ち様も基本このカテゴリに含まれる認識です。誰でも個人的な問題を抱えています。相手の背景を想像せずに垂れ流す自己主張は害であって、垂れ流す人は加害者です。自覚しろ。

脳の基本的な仕様は、「被害」を極端に過大評価し、「加害」を極端に過小評価するようになっている。被害の記憶はものすごく重要だが、加害の記憶にはなんの価値もない。これが人間関係から国と国との「歴史問題」まで、事態を紛糾させる原因になっている。
わたしたちは当然のように、被害と加害をセットで考えるが、被害者と加害者では同じ出来事(現実)をまったく異なるものと認識している。この大きな落差を理解しないと、自分が「(絶対的な)正義」で相手は「(絶対的な)悪」というレッテルを押しつけ合って、収拾のつかないことになる(例をあげるまでもなく、あちこちでよく見かけるだろう)。

『バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない』橘玲著

◾️エンタメに昇華できない悪口・愚痴は害悪

極端なことを言いますが、わたくし悪口も愚痴も全然OKだと思っています。エンタメに昇華できるものに限り。
仕事してたらそりゃモヤモヤするし、なんやねんこいつとどつきたくなるひとも出てきます。それを周りに相談したくなる気持ちも理解します。
でも人に話す以上、オチはつけろ。そしてエンタメに昇華しろ。と思います。

↓の太宰治の愚痴の頭の悪そうな感じときたら…、治、あんたそういうところよ!!(太宰くんの本は好き)

太宰治が残した愚痴ーネガティブな自信家の素顔

いやしいねぇ。実にいやしいねぇ。
自分が、よっぽど有名人だと思っているんだね

ーバスに乗ったときに有名作家を見かけて。
膝の上で本を読んでいる様子が気に入らず、このような言葉を吐いた。

『文豪たちの悪口本』彩図社文芸部編

聞いていてつまらない愚痴、語彙不足を感じさせる悪口は、人の時間を無駄にします。
そんな話しかできないなら愚痴も悪口も言うな。

わたくし?わたくしは悪口東大主席とお墨付きをいただきました。楽しい悪口、大好きです。

◾️深淵を覗くとき、深淵もまたこちらをのぞいているのと同じように、評価者はその評価をもって評価されているのだよ関口君(京極堂)(ではない)

これは自分の部門のリーダーに口酸っぱく伝えています。
なんかねぇ、人事評価ってほんとわたくし嫌いな仕事なのですが、まぁこれも仕事なのでやらねばならず。ほんとに書けない時は一人に1時間かかったりする時もある、くらいに嫌いなんです。そして苦手。
で、わたくしがこんな1時間もかかっちゃうのはね、自分の前に評価しているリーダー氏あるいはリーダー女史の評価の文章がクソだからだ!!
好き嫌いが出るのは分かるけど、客観的に見てこれ大丈夫?っていう視点はせめて持とうぜ。自分が書いた文章にイマイチ自信がなかったら、ちょこっと上司を呼び出して、これ赤ペン先生してくださいって相談しようぜ。
いいか、コツは、褒めて→けなして→褒めて→これからに期待しています、で締めることだ。忘れるな!


これは今年40にならんとする独身女サラリーマンのたわごとです。トゥイートゥです。
寝よっと。

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