仕事を始めて1ヶ月が経ちました。
配属は思いもよらない、希望していなかったところに。重症の患者さんをみる病棟。
機械で溢れていて、窓がなくって、
閉鎖的で特殊な空間に最初は苦しみましたが、
人に恵まれて、少しだけ慣れてきました。
意識のなかった患者さんが目を開けて、
話ができるようになって、って
閉じてしまいそうなその人の物語がまた続いく姿を見て、人の力を、医療の力をありありと感じる毎日です。
この配属になったからこそのご縁があって、
私の話をポロポロと聞いてくれた先輩が、
「人の死は生き様だと思う」と話していました。
これまで私は死に対して
“大切な人との時間を奪うもの”という印象が強くて、
生きることと分けて考え過ぎていたな、と。
生老病死、当たり前の連続で
自分なりの最期を迎えたいと、
目の前の人の最期と向き合おうと、
少し考え方が変わりました。
ーーー
映画「コーヒーが冷めないうちに」
なんとなく観た映画。
劇中で、大切な人を亡くした登場人物が、
「あの子が亡くなって皆が不幸になってしまったら、あの子が皆を不幸にするために生まれてきたみたいになっちゃう。そんな訳ないじゃない。だから、私がみんなを丸ごと幸せにする!」
って話してた。
大切な人との最期の時間だけを思い出すのはやめようと思った。
写真も動画も残せる時代に生まれたから、
もっともっと大きく、
大切な人と生きた時間を大事にしようと思う。
ーーー
色んな人の人生の最期の近くにいたり、
宇宙から見る地球の映像にときめいたりしてて、
人生は、見たい景色を集める時間なんじゃないかって、思った。
世界中の見たい景色を見たり、
好きな人とのんびり日の入りを見たり、
居心地のいい友達との挑戦にワクワクしたり、
一緒に何か作りたいと思ったり、
なりたい自分を追いかけてみたり、
自分の想い描く理想の世界に、
小さな一歩を踏み出してみたり、
大切に集めていこうと思う。
色んなことの期限を自分で決めてしまうけど、
やらなきゃいけないことはそんなにない。
でも、やったことしかできるようにならない。
そんなことを思った1ヶ月でした。
まだたった1ヶ月。
自分の意思で追いかけてみたり、流れに乗ってみたり、先のことはまだ何も分からないけど、
「弾力を持って、希望を見失わずに。」
最近届けてもらった好きな言葉と一緒に、
自分が何を感じるか向き合いながら
過ごしていこうと思います◎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?