DeepTech起業編#3 水道事業の課題

こんにちは、今回は水道事業の課題とその真因について考えるということを実施したいと思います。

1.日本の水道事業の課題の概略
日本の水道事業は国民が水道料金という形で支払いしているものを収入源として運営を実施しています。(人口×人口あたり水を使った量を金額に変換した値が)現在、ご存じの通り日本の人口は少子高齢化によって人口が少なくなってきていて、そもそも水道料金を支払う人口が減少しています。そうすると水道設備に必要な維持管理への投資の資金が不足し、インフラの劣化破損が起きてその地域の人口が少なくなって、、、というサイクルが起こっていることが問題になっています。

また、水道インフラの多くは1970-80年に更新されて法定寿命は40年と言われておりこれからは199円と比べるシンプルに2020-30年ごろにポンプや貯水池の他の施設についても同様なので「今日は維持できているがいつ壊れても文句が言えない」という状況に陥っています。この予防のためにお金を払うっていうのがなかなか難しいことだと個人的には思っています。
この予防の部分に着目したのがFractaという企業で、画像系の機械学習の技術を応用して老朽化した管路を発見するという事業を始めています。

また、下水道事業については処理するときに大量の電気を必要とするのですが、その部分についての省電力化が課題として求められています。また、下水を処理した時に汚泥という汚いものを濃縮したものができるのですが、汚泥に含まれている微生物をバイオマスとして活用したり、生成したメタンをエネルギーとして使用するということが求められています。これらの問題は循環経済構築のために必要不可欠であり、いわゆるClimateTechの一種として挙げられます。

今回は簡単に水事業の課題について整理しました。水事業について興味関心のある学生・起業家・投資家等さまざまな人と繋がりたいと考えておりますので、コメントやTwitterアカウントに連絡いただけると嬉しいです。

以上