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薪を作るチーム“CHOPPERS”結成秘話

 結成からすでに1年が経った。
今でもよく覚えている。全てのはじまりは写真家“田附勝たつきまさる”さんとのメッセージのやり取りからだ。チーム結成の記憶は新鮮なままだ。
 初めてのnoteで冒頭から「すでに1年が経った」とか「写真家“田附勝”さん」などと書き出してみても読んでいる人は珍紛漢紛になってしまうが、色々な事や登場人物については後々の記事で後述していきたい。そして、これを書いている私自身がどんな人間なのかも。

 正月ムードも終わりつつある2021年1月5日の夜、iPhoneを片手に炬燵に入ってゴロゴロしながら前年から友達になった田附さんとLINEをする。話題はアウトドアショップやホームセンターで工業製品のような薪が売られている話だ。この頃、田附さんと私の間ではボンヤリと「薪」を作る事や、チェンソーを使いこなせるようになる事が、やりたい事の1つになっていた。自分達の生活圏や出先で「薪」の文字を見つけると、なんとなく見てみたり、触ってみたりしていた。この夜、話は弾みに弾み、とんとん拍子で薪作りに挑戦していく事になった。一体どのような工程で、どんな道具やスキルが必要なのかもわからない。頭に浮かぶイメージは、ネルシャツやオーバーオールを着た木樵風の男が力一杯に斧を降っている光景だ。

 私が「いいマサカリ(斧)も見つけないと」と投げかける。「マサカリって草刈るやつ?死神が持ってるやつでしょ」と田附さんが返す。2021年1月5日の夜8時過ぎ、まだ私達は「薪作り」から遠いところにいた。友達はマサカリは草を刈るもので死神が持っているものと言っている。でも待ってくれ。黒いローブに身を包み、タロットカードや欧州の昔話に出てくる死神が持っているのは「大きな鎌」だ。

 大きな不安がよぎる。誰か戦力になる人をこの新しい試みに“巻き込まねば
ならない”
という想いが頭をよぎる。“巻き込まれ力”があってアウトドアやD.I.Yの分野にも明るい人がいい。そんな頼れる先輩格の友人はひとりしかいない。埼玉県は長瀞でラフティング会社を営む、マスターリバーガイド「平井琢ひらいたくさん」をすぐにLINEグループに呼び込む。琢さんは、この新しい試みに二つ返事で「よろしくお願いします」と快諾した。本当に半端じゃない圧倒的な“巻き込まれ力”である。チームは無事に結成された。

 チームに最初の課題はチーム名を決める事だ。その夜、CHOPPERSはまだ名も無いチームだった。3人でアイディアを出し合った。田附さんが「Local heat」というチーム名を提案して全員が賛同した。夜の2時間ほどのやり取りでチームが結成されチーム名も決まった。前途は明るい。知らない事に新たに挑戦する楽しさでいっぱいだ。素晴らしい夜だった。

 興奮も覚めぬ翌日の午後に田附さんからLINEが入った。
「名前これにしようよ」というメッセージと共に、下の画像が添付されていた。

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「Local heat」というチーム名で結成されたチームは、半日で“CHOPPERS”にあっさり変更されたのであった。田附勝という強烈な個性のもとで。
琢さんも私もこの竜巻のような“巻き込まれ力”に巻き込まれてしまったのだ。


田附勝さんについて
https://imaonline.jp/imapedia/masaru-tatsuki/
https://ja.wikipedia.org/wiki/田附勝

平井琢さんについて
https://www.river-guide.org/master_river_guide/profile/2021/06/89753/

琢さんの会社はこちら
https://amshouse.co.jp


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