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格闘技は護身術の役に立たない

以前の記事で

ジョシカクに否定的な見解を発表しましたが

http://makito.livedoor.biz/archives/52091600.html

「格闘技はいざという時に護身術として役立つ」

という意見もあろうかと思います



世界中で戦争が起きている中

いざという時 自分の身は

自分で護れるに越したことはありません



それに対する僕の回答は



「格闘技を身に着けるより、身体能力を高める方が有益」



というものです



護身術の原則は

危険を徹底的に避けることです




僕は ケンカを売られた場合

どんなに弱そうなおっさんでもw

まず逃げることを考えます



相手の力量が 正確に分からない以上

こちらが100%勝つ保証はありませんし

勝てるにしても

ノーダメージで制圧できる保証もありません

絶対に逃げた方が「得」です



まして うっかりケガをさせたら

こちらが過剰防衛で前科がついてしまいます

ケンカに勝っても 社会人として終了です



格闘技などより

走り込みでもやっておくほうが

はるかに護身術の役に立ちます



パルクールが得意なら

屋根の上にでも登ってしまえば

相手は まず追ってこれません



距離を取ったら

すぐ110番して

警察の到着を待ちましょう

念のため 盾になりそうなものを

何でも拾っておくことも大切です



逃げながら「大声で叫ぶ」のは

最も大事なポイントです


犯罪者は 注目されることを

何より嫌います



「チカン」「ヘンタイ」などは

精神的ダメージを与えられますw



もちろん どうしても逃げられない場合もあります

その時には 格闘技経験が役立つ。。。とも言えません



皆さんの夢を壊してしまいますが

実は いまどきの格闘家は

ケンカ弱いですw



ほとんどの場合

1センチの段差でコケて

上から踏まれて終わりでしょう



そうなるのは 彼らが

「段差のない完全整地」でしか

練習も試合もしないからです



そんな安全な場所で

暴漢に襲われるケースは

むしろ 激レアでしょう



都心部の歩道でさえ

けっこう段差や傾斜がありますから

リング専用のフットワークでは

すぐにコケてしまいます




「乱闘」という単語が示すように

リアルなケンカは 想像以上に

すぐ転んで もつれ合うものなのです



自衛隊は さすがに

この問題に気づいていて

不整地で銃剣格闘の訓練を行っています



極真空手創始者のマス大山は

カポエイラを「最強格闘技のひとつ」として

高く評価していました

向かい合って側転するアレです



カポエイラは 今では

対人ダンスのイメージしかありませんが

元は 黒人奴隷の編み出した護身術です



カポエイラでは ブレイクダンスと違い

原則として 掌・足裏以外を

地面に着けることがありません



すなわち

「段差や傾斜があってもそのまま動ける」

技術体系となっています



どうせ バランスを崩すんだから

転ぶ前に 自分から

手を突いてしまえという

まさに逆転の発想です



達人・大山は

すぐさま カポエイラの

合理性・実戦性に気付いて

最高の評価を与えたのです



格闘技が 護身術の役に立たない理由は

まだまだあります



興奮した暴漢は 本能的に

力士のように

まっすぐ突進してきます



武術の型で

横への動きが重視されるのは

なにより これを避けるためです

カポエイラも 常に横へのフットワークです



ともあれ リアルな乱闘は

どんどん距離が詰まるため

ほとんど確実に

「髪や服のつかみ合い」になります




ボクシングみたいに

一定の距離を保って

延々と殴り合うことは

まずありません



スポーツ格闘技では

髪やコスチュームをつかむのは 禁止なので

ケンカに対応する技術を持たないのです



柔道の方が

よほど役に立ちます

警察官が 必ず柔道を学ぶのは

伊達ではありません



もちろん 柔道でも

髪をつかまれたらアウトです

警官や軍人が 世界のどこでも短髪で

さらに帽子をかぶるのは

決して髪をつかまれないためです



カポエイラが 頭部を

徹底的に敵から遠ざける技術であるのも

同じ理由だと考えられます



暴漢との距離が詰まってしまったら

とにかく「顔をひっかく」のが

非力な女性にとって 最も有効な緊急避難です

動物相手でも同様です



顔をひっかけば

高確率で 爪が目に入ります

サングラスをかけていても ずらせます



腕でガードされても

かまわず 両手でひっかき続ければ

自然にガードを引き下げられます



こうなれば 相手は

顔をそむけて下がるしかないので

そのスキに逃げて110番しましょう



必要以上の攻撃は

過剰防衛となってしまいます



このように 上から続けて手を振り下ろすのは

中国武術の手技の基本ですが

ボクシングや空手には 存在しない技術です



ひっかきのポイントは

素早さと正確さ

つまり「運動神経」です



こういう技は 危険すぎて

格闘技では使えません

結局 格闘技を学ぶ理由は

無いことになります



また 格闘家は

いつもロープで安全に保護されているので

「突き飛ばされる」ことについても

警戒感が無さすぎます
ヽ(  ̄д ̄;)ノ



駅のホームや 階段の踊り場で転落したら

それだけで 命にかかわります

車道に押し出されるだけでも危険です

護身が目的なら

総合格闘技より まず相撲ですねw



「そこまで格闘技をdisるなら、お前がプロ格闘家と勝負する動画を公開しろ!」

そう言われそうですが 僕の回答は

「まずはギャラの話から」ですw

前金100万から伺いますwww



もちろん 凶器で襲われたら

素手では どうにもなりませんが

スタンガンなどの護身グッズは

法律上 携帯できません



どうしても治安の悪い場所に出かける場合

革製の上着であれば

刃物を通しにくいので

生存率が上がります




工事現場用の

安全靴を履いていくという手もあります

ワークマンでスニーカータイプも売ってます



安全靴は 爪先が金属で保護されています

素人でも 思い切りスネを蹴とばせば

軽くヒビくらい入ります



そういう 意地悪な蹴り方も

格闘技には存在しないので

サッカー経験の方が役立ちますね



ただ 相手が素手なら

過剰防衛になるので

あくまで 凶器で襲われた時の緊急避難です



銃で撃たれるリスクがある場合

シルクの衣類を着ていくのも有効です



実は シルクは

銃弾を通しません


ハンカチで命拾いしたという

話もあるほどです



もちろん 撃たれれば

骨折くらいは避けられませんが

生存率を上げることは可能です



銃声が聞こえたら

すぐ その場に伏せて

ほふく前進で物陰に退避してください

少しでも 銃弾に対する

面積を減らすためです



細かい用心の積み重ねで

少しでもリスクを減らすのが

最強の護身術なのです




今 やっているボクササイズを

辞める必要はありませんが

決して過信しないことです



一流の格闘家が

刃物や銃で 命を奪われたという話は

いくらでもあります



では スポーツ格闘技ではなく

伝統的な武術であれば

護身術に役立つかというと

実は。。。



ほとんどの場合

護身にも

格闘技の試合にも 役立ちません



少なくとも 道場で習う稽古だけでは

健康法以上の効果は 期待できません



これにも 深い理由があるのですが

別の機会に解説いたしますヾ(*^▽゜)



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