男女コンビと恋愛感情

以前、ちょっとした雑誌のインタビューで、「男女コンビですが、お互いを意識してしまうことはありませんか?」と聞かれたことがある。
ちょっとした冗談のつもりだったのだろう。
この質問に対し相方は、今までの愛想笑いとは打って変わって、手を叩きながら笑い出した。
「ある訳ないじゃないですか!」
そして、言い切った。

「好きになるってことは、相手のこと意識してるってことですよね?そんなことしたら、面白いことなんも言えなくなっちゃうじゃないですか。下ネタとか言いたい時どうすれば良いんですか?とか、」
「下ネタをおもしろいって思ってるの、キミだけじゃない?」
「はぁ?インタビューさん、こいつ、こういう顔してめちゃくちゃ下ネタ好きですから!書いといてくださいね雑誌に!」

勢いよく捲し立てるキミ。多少引いているインタビュアーさん。
下ネタの件に関しては、ノーコメントを貫きたいと思う。
でも、相方が言っている「ある訳が無い」は事実だ。
言ってしまえば僕達はビジネスパートナー。
プライベートで特別仲良くしてる訳では無いし、ただただ笑いの琴線だけが限りなく同じなだけ。
関係性は同性コンビとなんら変わらない。
それに、僕たちは好みのタイプがお互いの正反対なのだ。

ま、お笑いカップルコンビとかも居ますよね〜。でもブルーライトにだけはそういうの期待しないでくださいね?絶対無いんで!
快活に笑いながら、キミはキッパリとそういう可能性をゼロにした。

相方には内緒だけど、ブルーライトがカップルコンビになってしまったら…と考える時は正直たまにある。
そっちの方が話題性があるかな?とも思う。
でも、いつだってネタに一直線で「これは絶対おもろい!」と笑うキミを見ると、しょうもない考えだなと笑けてきちゃうのだ。


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