10.お局様って本当にいるんだ

おとなしくて自分の意見も言えない、
他人の顔色ばかり伺ってずっといい子だった私が
自分のやりたい事を見つけ、本当の笑顔を取り戻すまでのストーリー。

続きです。
途中の方は私のSTORY 1話から読んで下さいね(*´꒳`*)


まぁ、色々あって、
男の人が怖い時期もあったけど、
ドリカムのLove Love Loveの歌詞の様に
好き好ぎて泣いちゃうぐらい、好きな人も出来ました。

そして、その彼と同棲を始め、婚約をすると

彼のお母様から「アルバイトなのはちょっと…」と言われ、

6年間バイトしていたコックをやめ、彼の家のすぐ近くの病院の事務に変えました。


新しい職場には
お局様がいて、

「彼と同棲しています。今まではコックでした。」
と最初からそんな話をしてしまった私は

お局様の得意とする料理、そして全員彼氏がいない、という状況の中、
(お局様の手前、みんな彼の事などは内緒にしていただけだったとは後でわかったけど)
お局様は、私に対して最初からいいイメージは持っていなくて。


初日に、言われた時間より早めに出社したのに
他の人がもう掃除を始めている。

次の日からはもう少し早く出勤したんだけど
お局様に
「新人は誰よりも早く来て、掃除するのは言われなくても常識でしょ!!」
と、朝から怒られる始末で。

なんか、厳しい所に来ちゃったなぁ…と
思いながらのスタートでした。

1度ミスをすると、
次の日もその次の日も、
2人でいる時を見計らっては

「あの時のミスの事だけど…」
とお説教が始まる。


他の人が出勤してくると、
毎回私が怒られているのを目にするから
周りからも
(また今日も何かやったの?)という目で見られる。


なかなか仕事を覚えられない私が悪いんだ…
と我慢していたけど

ミスをしていない日でも続くお説教に
正直ウンザリしていました。


看護師さん達はいい人で

「あなたの顔を見る為に、この病院に通ってるのよ」
なんて言ってくれる患者さんもいて

本当に有り難かったです。


ただ、お局様からのお説教と冷たい態度は続きました。
そして食事の好みや話も、

例えばキャベツはこの食べ方が美味しいのよね、なんて振られると

周りも
「本当にそうです。」
なんて、お局様に合わせる姿を見て

どうしてそんな事までみんな合わせるんだろう?と違和感を感じていました。


そんな中、お局様は上にも
私が医療事務を経験していたというのは嘘で、経歴詐称だ、などと報告をしていて、
(薬局の医療事務を2年間やっていたのは本当の事なんですが)

病院側もそれを信じてしまい
半年で辞める事になりました。


あそこはみんななかなか続かない、

すぐ辞めちゃう人多いのよね、なんて話を

近所の人からも耳にして、

私だけじゃなかったんだなぁ、と思いました。

続きます。

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