スバルラインとの遊び方
想定はブロンズ手前からシルバーぐらいまで。
スタート直後は緊張と興奮で頑張ってしまい勝ち。
ところが料金所の前後はコースでもかなり勾配厳しい坂です。
ここで頑張っても疲れるだけです、料金所付近の平らな所はギア上げますが、1合目下までは身体と心のウォームアップと思って回していきましょう。
1合目過ぎて勾配が緩い所はアウターに掛けてタイム短縮を狙いましょう、どこまで引っ張るかはギア比とパワー次第ですが、この付近は重めのギアの方が自転車が進みやすいです。
インナーに戻してからは快適に回せるギアを使いながらなるべく速度を維持しましょう、軽くし過ぎないように。
後半につれてどうしても疲労は溜まるので稼げるうちに貯金を作ること。
この先はカーブが多くなるので車線内で他人の邪魔にならない範囲で、外側の少しでも勾配が緩くなるラインで立ち漕ぎもうまく使いながら速度をのせていきましょう。
3合目付近からは景色が見えると同時に風の影響が強くなります。
独立峰の富士山ならではの特徴、そして早い人は酸素濃度低下の影響と疲労で呼吸に苦しさを覚えるタイミングになります。
この時に良く見られるのが上ハンドルを握って上体を起こして顎が上がっている姿勢。
一見楽なように見えますが、これは苦しくてキツいです。
頭も上がってペダルに荷重かかりにくくなり、風も受けて自転車が進まなくなります。
出来るだけ上半身は斜面と平行、顎をひいて頭を上げず上目遣いで前方確認しましょう。
コースの先を見ようとし過ぎると頭だけ上がって首や肩が固まり身体を上手く使う事が出来なくなります。
呼吸がきつい場合は深く吐く事を意識してみましょう。
ちょっと難しいですが手はしっかりハンドルを握って腕は脱力してハンドルを肩甲骨付近からしっかり振れるように、身体はまっすぐバイクを振っていくイメージ(左右には気を付けてね)
腕が固まってハンドルに荷重がのり過ぎると前輪を地面に押し付けてしまってうまく自転車が進まないのとペダルへ荷重がかかりにくくなります。
身体が固まると斜面に対して重心が後ろにいきやすくなりペダリングがきつくなる悪循環になりやすいです。
きつく感じたら腕を柔らかく肘を曲げ、顎を引いて頭を低く、一瞬全身の力を抜いてペダルに乗るイメージでやってみて下さい。
4合目から山岳スプリット辺りまでは斜度きつめ、身体もきつくなってきます。
ここは無理せず脚が回るギアに切り替えてケイデンス重視で乗り切りましょう。
軽いギアでもしっかり回ればそれほど速度は落ちません。
前述の通り、頭が上がってしまうと脚は回り難くなるので斜度がきつくなったら上半身の角度と重心位置を調整しましょう。
ご褒美区間の平坦になったら、脚が攣っていない限りはアウタートップに入れましょう。
最初重く感じてもこの区間は速度のせれば軽く回るようになります。
ケイデンスが下がる分、呼吸も少しだけ楽になるのでなるべく早く加速しましょう。
ゴール前は急に斜度が上がるのでギアを軽くしながら、余裕があれば立ち漕ぎでアウターのままの方が良いです。
いきなり速度落ちてインナーに切り替えるとチェーン落ちの可能性と急に脚の速度と負荷が変わって攣る事があります。
短い区間なので最悪アウターローを使ってでも最後の一滴まで絞り尽くして前に進みましょう。
ただ、ゴール前は渋滞している事もあるので前方はちゃんと見ましょうね。
みんなが楽しくスバルラインを走れますように。