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入院中最強アイテム現る!

前回、ようやく食事が摂れるようになった話をしましたが、小ネタはまだいろいろあるんです。

ベッド、あれ、上半身を自動で起こせるようになってるじゃないですか。私も調子ぶっこいて体を起こしてみました。でも当時はまだ、私の上半身はベルトで拘束されたまま。

この状態で上半身をほぼ垂直に起こすと、背骨がS字に、縦に圧迫されるんですよ。痛い。ってか折れる。危ない。当然のことながら、看護師さんに怒られました。どうやら私は上半身を20°~いくら高くとも30°くらいまでしか起こしてはいけないらしい。鈍角。超鈍角。

この状態で食事をします。テーブルは胸元まで寄せられません。なにせ素晴らしく鈍角なので。

スープやシチューの類は、素直に喉を通過してくれず、ひどい時は鼻へ逆流し、軽く溺れることになります。海藻の刻んだのとか、細かい飯粒まで巻き込んで。

口まで運ぶのにも一苦労。焼肉屋でよくもらう紙エプロンのビニールバージョン、その胸の部分に「取り皿」を置いておかないと、何一つマトモに食べられません。


こういった食事の危機も、リハビリが進んで背骨が立つようになってから、ようやく楽になりました。

とはいえ、リハビリの度に失神する体力も根性もない私。

そんなヘタレた私に、今度は栄養士がとんでもないアイテムを追加してきやがりました。

モンエナやレッドブルなんてまだまだ清涼飲料です。ヤツら、でかい顔しやがってたかだか100gあたり40~50kcal程度じゃないですか。生ぬるい。へなちょこドリンクですよ。オロナミンCでも60kcalですよ。

そして出た。医療・介護関係者なら知る人ぞ知るラスボス。125gあたり200kcalの「超エナジー」飲料。コレを1日2本飲めと?

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凄いのはカロリーだけじゃないんです。

これ、全部「無果汁」です。。。('A`)

大事なことなので二度言います。「無果汁」です。


私ランキングで、「飲んで絶対一発で何味か当てられない飲料日本一」です。

納得いくまで味見したあとでパッケージを見たら、誰もが「そうきたか」と言うに違いありません。

控えめに言って、決して美味いものではありません。

ちなみに私、幸か不幸か最後まで、水色の「ヨーグルト味」には当たりませんでした。

他は全部当たりました。でも、ここで私が一つひとつそれぞれの味の解説をするなんて、野暮ってもんじゃあーりませんか。


入院生活40日。手術よりも、ぶっとい点滴よりも、排泄地獄よりも、はるかにすごいカルチャーショックでした。


読者の皆様、いつか「お茶会」ならぬ、「メイバランス会」やりませんか?何事も、体験してなんぼです。将来に生きてきます。

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