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55歳から始めるロリータ入門記

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年齢も性別も一切こだわらず生きてきた私ですが、関わってきた数多くの「もの」で、これだけは自分自身に縁がないと信じていた「ロリータファッション」。 この沼に、齢55にして足を踏み入…
有料だからといって、購読の価値があるかないかを判断するのは読む方次第です。 身バレ要素も一部含んで…
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#自分らしさ

mémorandum「膝は出すべきか隠すべきか」

この課題は、自分なりのロリータファッションの確立として、いまだ消化しきれていない、いわば「悩み」の要素になります。 前回の記事で、カッパ印に尻子玉を捧げたにもかかわらず、他ブランドにも脇目を振った話をしました。 その上で特に気になった「違い」は、丈でした。

14e étape「新しい自分を探しに」

さて、人生3度目のロリータ外出の日程も決まりました。目的地は他ならぬ「カッパ沼」 本来ならね('A`)折角オシャレする訳ですから、もっとアクティブでカルチュラルなことをしたいですよ。ハイソな時間を過ごしたいですよ。 ロリータ着てロリータ服を買いに行くって、あまりに普通すぎません? でも、このご時世だもんね。緊急事態宣言が解けたとはいえ、外出は必要最低限で、ちゃっちゃと済ませなきゃです。

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13e étape「突如来るもう一つの地獄」

「新作発表は混乱とパニックの地獄」とは、以前書きました。 一般的にロリータブランドは、新作を量産しません。中には販売開始直後に瞬殺なんてアイテムもあります。もっとも残酷なパターンは、「予約受付をもって完売、販売開始前に受注打切」です。 狙っていたはずなのに手に入れることができないことほど悔いが残るものはありません。それは、もしかしたら永遠に手に入らないかも知れないのですから。 「もしかしたら」ですけどね('A`)

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12e étape「恋でも何でも、選択肢が減ると楽になる」

前回の記事にも書いたように、かつての私はモノトーンに寄せてコーデを選んでいました。それは自分の「好き」を形にしたものであり、ぱんぱんに膨らむイメージを、一つ一つ冷静に分解して組合わせていったものでした。 それは「好き」が生み出すプロセスだったので、結果はすべてがばっちり「正解」に当てはまりました。つまり、「なりたい自分」になれたということです。思い描いた「未来」を実現できたということです。だからなんの躊躇もなく突っ走って来られました。 でも、ある日突然、「君ってオータムカ

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11ème étape「迷わぬ私、大いに迷う」

ある日のことでした。 カッパ印ブランドのインスタは、たとえ黒いわんこの散歩配信すら何気にチェックしている私の信念を、大きく狂わせる出来事が起こりました。 はい、ファッション・アパレル業界には恒例とも言える魅惑のキーワード、裏腹に、尻子玉を抜かれた消費者を混乱とパニックの地獄に陥れる泥の渦潮。 「新作発表」です。

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5e étape「『デビュー』をどうするか」

とうとう、とうとう嵌ってしまった沼。来る日も来る日も検索するのはロリータのコーディネート情報ばかり。頭の中に花が咲き、蝶が舞い、ウサギが走り、蝙蝠が超音波で鳴き騒ぐ。 そして、ここまで先行投資した以上は後には引けない。毒を食らわば皿まで。皿ならカッパがいくらでも持ってるはず。

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4e étape「沼への第二歩 まだまだ揃えるものは沢山ある」

一度魔法にかけられた(というか尻子玉を抜かれた)ら、私は行動が早いことに定評があります。今回も、きっかけになったツイキャス配信ぼんやり視聴から、最初の服をお迎えする(ロリータ用語?で「入手する」の意味)まで10日。 でもまだやるべきことはある。

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3e étape「沼への第一歩 とうとう服を買う」

「その箱」の魔法に魂を持っていかれた私。 だって、ニーハイ3足だけならメール便で送れますよね。それに納品書が入っていれば、取引としてはなんら問題なく完了します。 ところが、私の元に届いたのは、単なる「通販サイトで注文したニーハイ」ではありませんでした。それは明らかに、

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1ère étape「そもそもの順序からして違うのだが」

ロリータファッションを始めた方、そのきっかけは10人いれば10人が皆違うものと私は信じてやみません。 「西欧貴族ような瀟洒な装いに魅かれて」、「お人形さんのように日常を離れたカワイさを求めて」、「決まり切ったステレオタイプをブチ壊したくて」。。。はい、さまざまです。でも私は違います。かなり特殊な部類です。

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0e étape「実はセルフネグレクトされた培養床だった件」

このマガジンを購読して下さいましてありがとうございます。有料とさせていただいたからには、「ロリータファッション、やってみたいけど敷居が高くて。。。」というすべての方に、ほんの少しでも共感して頂き、勇気を与えられるような記事を綴っていきたいと思っております。

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