1年後の検査のお話(肆)
文字通りの紆余曲折を経て、カテーテルは(おそらく)私の脳大動脈に到達した(と思います)。
括弧付きの、何か物が尻に挟まったような書き方をしているのは、術中にあまり実感がなかったからです。血管壁ってつくづく痛覚ないのね('A`)
その細い管は、私の鼠径部から腎臓の間(腹部大動脈)を抜け、肺の間(胸部大動脈)から頸動脈を経由し、私の脳大動脈へという、非常に複雑な旅を辿るのでありました。
この旅、寝過ごしてただ漫然と直進すると、心臓に到達してしまいます。そうなったらただごとじ