センスは不要!画角の意味を理解すれば誰でもお洒落でかっこいい映像が撮れます!
こんにちは。ミュージックビデオのディレクター兼ドラマーとして活動しております、まきおと申します。
お洒落な動画、かっこいい動画をとってみたい、という方、多いのではないでしょうか?
一方で、なんとなくいい映像にならない、つまらない普通の動画しかできない、そんなふうに悩んでる方、それで映像をやめてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方には、
”画角”
を意識することをお勧めします。
画角を意識することで、映像が一気に面白くオシャレで魅力的なものにすることができます。
今日はそんなお話を動画にしました。
気になるかた、かっこいい映像撮りたいという方はぜひチェックしてみてください。
なんとなく普通の映像になっている人は日常的な画角ばかりになってしまっている
結論を言うと、ただなんとなく映像を撮ってしまっている人は”日常的な画角”ばかりになってしまっています。
日常的な画角とは、普段肉眼で見るような画角のことです。
日常生活において、自分の目で見ることの多い画角ですね。
例えばこんな感じ
普段人を見るとしたら、大体これくらいの距離感で見ますよね。
一方で、非日常の画角というと、普段肉眼では見ることがないような画角です。
例えばめちゃくちゃアップとか、めちゃくちゃ引きとか、見下ろすとか見上げるとかです。
日常的な画角は安心して見易いのですが、どうしてもそればかりだとつまらなくなります。
普段と変わらないので、面白みがないんですよね。
そこで、非日常的な画角を折り込むことで、見ている人を
「なに?何が起きてるの?」
と引き込むことができます。
普段僕が制作するミュージックビデオでもこのことを意識し、意図的に非日常的な画角を差し込むようにしています。
ズームとワイドの意味
日常と非日常を理解したら、今度は、ズーム(被写体に接近して撮っている画角)とワイド(被写体から離れて撮っている画角)の意味合いを理解し、意識することで、映像のストーリーをより伝えることができるようになります。
ズームは、その映像のテーマ、主題、見て欲しいものが何かを定義することができます。
一方でワイドは、その映像の状況、どんな場所でどんな時間帯で何が周りにあるのか、を伝えることができます。
例えば、
花にズームして撮影すれば、「この映像は花が主題なんだ」と見ている人に意識させることができます。
この後にワイドな画角で部屋を映してあげると、ただの部屋ではなく「花がある部屋なんだ」と意識させることができます。
逆にズームだけだと、花がどこにあるのか、どんな時間帯にあるのか、そういった状況を伝えることは難しいので、交互に織り交ぜて見せていくことが重要になります。
このズームとワイドをうまく使い分けると、それだけでストーリーを伝えることができてしまいます。
見上げる画角と見下ろす画角を理解する
今度は、見上げる画角と見下ろす画角について。
被写体を見上げてとると、大きく強そうに見えます。
被写体を見下ろして撮ると、小さく弱そうに見えます。
この心理的効果を理解することで、映像により意味合いを持たせることができます。
例えば相対する2人がいて、片方が圧倒的に強く、もう一方が弱い場合、強い存在を見上げて、弱い存在を見下ろしてとると、何も説明しなくても見ている人にその印象が伝わります。
弱い存在が途中から強くなって対等に渡り合うようになったという表現をしたければ、途中から見上げるように撮ってあげるよ良いです。
ジャイアン、自信ありそうに見えますね。。。笑
ミュージックビデオの中でも、アーティストをかっこよく見せようと思うと、自分がしゃがみ込んで見上げて撮ることが多いです。
一方で演者が悩んでいて空に閉じこもっている、そんな時は見下ろして撮ると、その心理描写がより伝わります。
最後に、たくさん貼った画角を繋げよう!
こうやってたくさん撮った画角を、最後は切って貼って、いい感じに繋げていきます。
お伝えしてきた通り、ズームの後にはワイドを、ワイドの後にはズームを入れたり。
途中で見上げるカットを挟み込んだり。
たまには景色の描写を差し込んでより状況を伝えたり。
そう言うふうにしてあげればかっこいい映像が仕上がります。
ワンカットでとる!
そう言う方法もありますが、ワンカットだとどうしてもカメラのコントロールが難しくなります。
一瞬でも外したら良くない映像になってしまいますし、
かっこよくワイドからズームに移行するのも難易度が高いです。
なので初心者ほど、たくさんのカットを撮ってつなげる、と言うところを意識して見てください。
このきって貼ってつなげる作業はどんな編集ソフトでもできます。
iPhone使ってる方であれば、純正の無料で使えるiMovieでOKです。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
ぜひこの”画角”を意識して、かっこいい映像を作って見てくださいね。
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