【ネタバレ】灰の双子星プロジェクトとは?【Outer Wilds】

「Outer Wilds」というゲームの中に出てくる「灰の双子星プロジェクト」について、筆者の認識を書くためだけの記事である。
タイトルにも冠している通り、核心とも言えるネタバレなのでうっかり開いてしまった未プレイ者、未クリア者はここで引き返すように。
無駄に前置きを長くしても良いことはないので早速本題に入る。






①太陽を超新星爆発させる
②そのエネルギーを先進的ワープコアに注ぎワープホールを開き、22分前の軌道探査砲に発射命令
③軌道探査砲が眼を探すべく探査機を発射
④発射から22分後、再び(という認識ではない)太陽を超新星爆発させる
⑤そのエネルギーを以下略で22分前に発射命令(新たな方向へ)と探査データを送る
⑥ひたすら繰り返し続ける(繰り返していると体感する者は居ない)
⑦眼の座標が確定する(もしくは致命的な失敗を検知する)と記憶の像が起動する
⑧記憶の像とペアになった者(PRIVETなど)が探査機追跡モジュールにて眼の座標を確認、プロジェクトを終了させる。勿論太陽も爆発させない。失敗の場合は中断、調査、改修といったところか。

これが前回のnoteの後半にちょろっと書いた、筆者の「灰の双子星プロジェクト」に対する認識である。
あまり積極的にではないにせよいくつかレビューや考察を眺めていると案外認識にバラつきがあるので、筆者の認識が間違っている場合は指摘していただきたい。

(ほぼ)前回の記事を書くためだけにnoteに登録したので出来ればtwitterへよろしくお願いしたい。
恥ずかしながらnoteの使い方がよくわかっていないのでこちらでリアクションされると反応が遅れがちになる。

それでは上の箇条書きをより詳細に説明しようと思う。



疑いようもなく起点はここである。
このプロジェクトが最速で完遂しようと、途中で破綻しようと、この「一回目の爆発」の記憶を持つNomaiは存在しないことになる。
最速というのは、文字通り一回の発射で座標が特定出来た場合である。奇跡とかいう生易しい表現では済まされない事象ではある。
灰の双子星コアに設置されている仮面はこの時点では1つだけ起動しており、対象は「軌道探査砲:探査機追跡モジュール」である。


②③
Nomaiに対して発射のキューを出すだけかと一瞬考えたこともあるが、
主人公の時代にプロジェクトが動作しているのだから「自動発射」で間違いない。
軌道探査砲自体に搭乗しているNomaiも居るのでなかなか恐ろしい体験ではある。まぁ予備動作がゼロというわけはないので身構えることは可能だろう。



誰も記憶を引き継いでいないので実際何千回何万回やっていようとNomaiにとっては全て「初めて」である。

軌道探査砲の発射からちょうど22分後に狙いを定めて、太陽ステーションから超新星爆発を誘発する。
正確に22分というサイクルを作る為、Nomaiならこのフローも自動化していたのではと妄想している。手動で太陽を起爆するのは最初の一度だけなので、トリガーを軌道探査砲発射に設定しておけば済みそう。


⑤⑥⑦⑧
2サイクル目以降は、発射命令と共に前回サイクルでの探査データも送られることになる。

眼の座標が確定した瞬間、或いはプロジェクトに致命的な失敗を検知した瞬間、記憶の像が起動する。そして近くに居るNomaiとペアになる。(勿論誰がなるか考えて像は設置されていた)
どちらの場合も理由は同じで「プロジェクトを止める為」である。
起動する記憶の像は仮面の数を考えればあと7体、基幹メンバーの元に設置されていたはずで、誰かが何かしらの問題に遭遇したり誰かが悪意を働かせたとしても、7人全員がプロジェクトを止められないという事態は考えにくい。
最悪その22分間で止められなかったとしても主人公達が体験したように記憶が軌道探査砲発射のタイミングへ送られるのである。
次のサイクル以降も記憶を引き継ぎ続けるので何かしら対策を打てる。

限りなく穴のない、賢い計画であったように思う。

つまり何の問題も起きなければ、Nomaiは記憶の像とペアになる者も含めて1人も「ループ」を経験しない。
軌道探査砲の発射が確認され、22分後の超新星爆発に対し身構えていたら、PRIVETやYARROWから「座標特定、計画中止」という連絡が太陽ステーションへ伝えられる。
勿論太陽ステーションにも像はあるのだが、成功と失敗どちらの理由で起動したのかは軌道探査砲に居るPRIVET、灰の双子星コアに居るYARROWが確認するところである。
あとは先進的ワープコアを搭載した船を建造して出発するのみ。(闇のイバラの船はやはり捨てたままにするのが賢明だろう)

これが筆者の認識である。

そして28万年後、実際何の問題も起きない完璧な計画だったということが我々にはわかった。
AVENSの張り切りによって軌道探査砲の構造が破損し、探査機追跡モジュールが大海のコアに落ちた以外、計画は一切滞りなく完遂した。
一発打てればそれでいいので、なるべく速く、なるべく遠くまで飛ばすというAVENSの考えは至極真っ当である。


マキノ


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