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意見交換会 市民フリートーク報告

フリートーク内容をまとめました
市民の会からの報告を受けての意見・感想や、その他自由に意見交換をしました。
皆さんからの自由で専門的な意見を伺い、新たに疑問に思ったり、参加していない市民に情報を伝えたい気持になりました

第7回意見交換会
2024年7月21日(土)14:00~16:30
会場 牧之原市総合健康福祉センター さざんか
主催 牧之原市の小中一貫校(義務教育学校)を考える市民の会
参加者 12名
 
内容 1.市民の会からの報告 
     公開質問状 回答を報告
   2.意見交換会(フリートーク)
     
1.市民の会からの報告
 

2.意見交換 フリートーク

①【牧之原市主催「市民トーク」に参加しての様子を発言
・時間を19:00~20:30(1時間30分)と制限された
・1時間市長が話した 
 残りの30分の内、事前質問への担当課からの回答に殆どの時間を使い、  
当日参加した市民がトークする時間が5分位あるかどうかだった。時間が来て打ち切られ、会場を出ていく市民が文句を言っていた
(参加した方によると、市民トークの時間の流れは他の区でも同じだそうです)
・川崎区会場はユニフォーム(自治会)を着ている人が多く、一般市民は数人だった
・菅山区会場は一般市民が質問したかったのに「時間がない」と、質問を書かせて後日回答するとなった
・萩間在住市民、学校再編後の跡地利用の意見交換会の時に嫌な思いをしたので、参加したくない気持ちになり行けなかった どんな話があったかわからない
 
②【「菅山を語る会」さんが参加してくださったので団体紹介をお願いします
 
 菅山小学校跡地意見交換会の時、出席していた菅山の女性が「学校に子どもがいる事を前提にして空き部屋をどう活かすか?の事ですよね!? 閉校は考えていない私達ですからね。」と質問しました
その後、この意見交換会のときに参加していた菅山区民を中心に会を立ち上げました
 
「語る会」の主な活動は、学校再編に関しての意見交換はもちろん、地域の人たちのコミュニティを大切に考えて、更に住人を増やす対策や今ある資源を使って菅山の魅力を引き出す活動等を行いながら、菅山区の住人がどうやったら幸せに過ごせるか?を語りあっています
 
牧之原市へ既に市政についての【公開質問状】を出して回答をもらいましたが、不十分のため、再質問を準備しているところです
 
本日の公開質問状への回答を聞いて思ったことや、その他意見があったらお願いします
 
③【本日の公開質問状の回答の中にあった、各委員会の委員メンバーについて
・(再編の話し合いに関する)委員会メンバーに我が町の有識者の参加が少なかった・・・ほとんど無かった
・委員会メンバーに入っている若い保護者が意見を言えたか心配
・区長は出席しても、区民に内容を知らせていないし、区民に対して「どう思うか?」ときかれたこともない
・自治基本条例があるけれど、まだ完璧ではなく、委員に誰を選ぶかの基準が無いから条例の見直しが必要
・立場を背負って出ている人は意見を言いにくいのではないか?
 
④【子どもたちの生活面について
【放課後児童クラブ】
・放課後児童クラブが新しくできる学校で開設と言うことですが、保護者が夕方の時間に幼保園と小学生のきょうだいを違う方向へ迎えに行くのは、小学校が遠くなると負担が大きい
・外国人の人で車が無い人は(放課後児童クラブや他の理由で)子どもを迎えに行くのがたいへん
 
⑤【小さな学校の良さ
・糸魚川の学校 5年生18人 臨海学校で海へバスで来ていた
「太平洋から太陽が昇るのを見せたいから来た」と先生が言っていた
小規模校だから出来ることがある
 
・教育の中身からしても小回りがきいて出来ることがある
こういった良さを伝えて行かないと・・・
・教育委員会は小規模校の良さがわかっていないのか?わかっているのに言わないのか?
・「今の萩間小学校の学年1クラスで出来ていることが、新しい学校の学年3クラスになって出来なくなることがある」ことを、地域の人はわかるだろうか?小人数学校しか経験していない大人は想像できないと思う 
私は、大きな規模の学校を知っている元教員から聞いて「大規模の不便」というものを知った
・若い人には「クラス替えがあるといい」と思っている人が多いですね
・いじめがあるというのを、クラス替えで何とかしようとすること自体がわからない
・クラス替えをすることと、今できていることが出来なくなることを天秤に掛けて考えたら良いと思う
・クラス替えの意義は良くわかっている でも、1クラスの人数を少なくすればクラス替えが出来ますね
・先生のなり手が少ないと言うけれど・・、先生としたら、大規模校と小規模校のどちらがいいのかな?
・インクルーシブ問題 地域の障がいを持っている子たちを受け入れる点の検討の様子がみえない ハード面のスケジュールのみが出ている
・まとめることで先生の余力ができるなら、図書司書やカウンセラーの充実に充てて欲しいが、ソフト面への手当が見えてこない
 
⑥【板倉さん(坂部在住)が新聞の折り込みに入れた通信の意見について
・板倉さんの折り込みへの反響が大きく、近所の人が話題にしていた
・一度来てもらって情報を共有したい
 
⑦【教育委員会・行政の進め方について
・先に地域へ教育委員会が出かけてきて、「もっともっと意見を聞かせて下さい」と地域の実情を聞けば良いのに、それがない 
「呼んでくれれば説明に行きますよ」と言う
・市民が意見を出さなければいけないと思う 
私の地区で希望を出して説明に来てもらったときに、用地のことやお金のことを質問したら答えられなかった。正確な数字も出てこなかった。一般市民は家を建てるときに収入や支払い可能な金額を出して、それにあった家を建てる。一般市民はとても慎重に事を進める。税金で建てるからいくらでもあるというわけでは無い。「理想を言って、理想のままに建てる」そんな素晴らしいことはないけれど、お金に問題があって「それで出来るのか?」という区民の質問にハッキリ答えられなかったことで不安になった
・区長が学校再編の話し合いに出ていたと言うことでしたが、直接区長に聞いたら、話し合いの内容が良くわからなかったようだった
  
⑧【地域の事
・「再編しなくても良いならば、今の小学校がいい」と保護者が言っていた
・牧之原小が今のままで良いのなら、他も良いのではないか?なぜ牧之原地区だけが特別?
・「私は反対だけれど、知らない間に決まっていて、今はもう跡地にまで話が行っている」・・と諦めムードで地域の人に言われた
・該当する子どもがいない人は自分事になっていない
・地域の持続を考えたら、今の再編計画は方向が違うのではないか?
 
⑨【スクールバスについて
・自閉症の子やいろんな子がいる中、添乗員は必要ではないか?その場合の予算は大丈夫か?
・今回の回答で1億円くらいとあるけれど、今後の経費上昇もあると書いてある 
・「思い出しました 5~6年前の市政方針の時に富士山型町づくりの話をしたときに、市長がスクールバス代が年間1億円掛かると言っていた」その時から1億円の話はあった
・親の立場で我が子をスクールバスへ乗せることを考えると、40人のバスは別の免許が必要で、朝と帰りの時間だけ働いてくれる人だと「おじいちゃん・・シルバーの人」になっちゃうのは不安。保護者が心配して直接送る人が増えるんじゃあないか?
・それとも、シルバーではなくてその人たちを昼の雇用までするのか?
・子どもたちが直接歩いて行ける距離の学校なら、そのお金は要らない
・今は、バスの運転手を探すことが大変
  
⑩【公共施設マネジメントについて
・3月の議会で石山議員の質問「20%削減はできるのか?」に対して市長が「学校再編後の学校跡地を譲渡売却で達成できる」と答弁していた

⑪【その他 意見
・私の区は区長から説明を受けたことはない
・歩いて通える学校が良い。学校を中心に出来ていたコミュニティをぶち壊すやり方ではないか?
・「地域」の範囲をどう考えるのか「ものさし」が違う人がいる
・「近くの人と繋がりたい」気持ちで清掃活動をしている人がテレビで紹介されていた 近くに学校があると近くの人と繋がることができる
・テレビ取材に紹介されるのは小規模校の児童が多い 生き生きとした顔で写っている
・教育委員会がお知らせに使う絵は少数の子どもの様子が描かれているものが多いけれど、今から作ろうとしている学校は3クラス以上あるから少数で交流することは難しい
・定年が65~70になっていくと、おじいちゃん・おばあちゃんで孫をお迎えに行ける人がいなくなっちゃう
・学校再編は着地点が決まっているようだ 意見を言ってくださいと言っておきながら、狭められた中での意見を求められる
・税金を使うって言うことは、今後、子どもたちに借金を残した形になる
・デメリットを知らないといけない デメリットが多ければ市民は考えるだろう
デメリットを知った上で市民が判断したら、受け入れたい 
・「コミュニティスクールの地域コミュニティの意味が、地域が子どもたちを育てるんだよ」と言う発想に切り替えなければいけない 
「地域の子どもたちが通う学校の建屋を地域が使うんだ、放課後児童クラブが、老人クラブが、地域をもり立てるために使うんだよ」という発想に変えていかないといけないと思う
・木造でも良いんですよ。建屋に値打ちはないんですよ、青空学校でいいんですよ!
・身の丈の学校ですね 等身大ですね
・区長が昔はそれなりの人がなっていたけれど、今は順番でやっている
・藤枝市は「藤枝市こども基本条例」を作りましたね。https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/soshiki/kodomomirai/jido/keikaku_torikumi/23126.html

これは国連の「子どもの権利条例」に由来していますね
https://www.unicef.or.jp/crc/ 

 ⑫【これからについて】 
「問題点を多くの人に知ってもらうためにはどうしたら良いか?」
・DVD・YouTubeなどの動画で知ってもらうのが分かりやすい
「行政マンに市民の意見を届けるには?」
・地域で集まりを持つ事が必要
・何か動かないと、愚痴を言って終りますよ
a. 話し合いの場をつくる
b. 対案を出すことも必要
c. 学校を教育面の教育課からだけではなく、
・地域コミュニティ方面から地域振興課と一緒に考えることが必要
・感染症のことから大きな学校になることへの心配は保健センターへ意見を聞きたい
・地震や台風などの防災の観点から避難所をどのように考えているのか危機管理課との話が必要
d. 板倉さんの折り込みへの反響が大きい 一度来てもらって情報を共有したい
e. 「動いた方が良いですよ 行動ある時期ですよ ダメでも失うものはないですよ やるべきです」 

意見交換会 後記 
参加者から多様な意見がありました。
 牧之原市の小中一貫校(義務教育学校)を考える市民の会は、牧之原市の学校をより良い学校にしていくことを目標に立ち上げた会です。
市民の会は今まで、賛成反対の声明は出さずに、学校再編に関していろんな専門家をお招きして学習会を持ち、行政・教育委員会の取り組みを調べてホームページ等へ情報提供をしてきました。
 教育委員会や行政・市長、議会へ「市民の合意形成が出来ていない」「話の進め方に問題がある」と請願や署名で意見をしたが、すべて不採択だったことはとても残念でした。
現在、板倉さんや「菅山を語る会」「元教師の会」さんのように、市民の会以外にも、いろんな方々が学校再編について話し合いを持たれていて、市民間での情報の共有が進んできました。

 板倉さんのような個人や「菅山を語る会」「元教師の会」など、自由に意見を言っていく人たちがこれからもどんどん出てきて欲しいと思っています。
⑫の「これからについて」に書いてあるように、
 皆さん、これからも一緒に考えて行動して行きましょう
 
文責 市民の会


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