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人間の生の脳で書いた文章は下手くそなので、ChatGPT、DeepL、グラマリーの「三種の神器」を必ず使いなさい(脳科学者:池谷教授)

牧野真です。

著名な脳科学者、池谷教授の「ChatGPT」(人工知能による対話型の自動応答ソフト)の教育現場での面白い使い方が、雑誌アエラで紹介されてました。

AIに向き合わざるを得ない人達、特に教育者にとって、とても参考になる事例だと思いました。

池谷さんは今年、薬理学の試験問題をGPTで作問。提案された約20題のなかから四つを選び、出題した。

すると、単位を落とす学生が例年の2倍に増えたそうです。

その理由は、大学生の多くは過去問をもとに試験対策をしているが「ChatGPT」が作った問題は過去問を無視して作られてたからです。

その問題を見て、過去問の傾向=脳のクセに自分も気づいたと。

ある学生から、「例年と出題傾向が違いますが」というクレームのメールが来たというエピソードは、微笑ましくあります。
(2倍に落ちた学生への救済策も池谷さんは実行されている)


「ChatGPTを禁じても、学生はきっとどこかで使う。そうすれば全員の単位を落とさないといけなくなります。GPTの作る文章にはミスもあるので、
それを修正できるかどうかも評価対象にすればいい」

 さらに、池谷さんは学生たちにこんな宣言もした。

「ChatGPT、DeepL、グラマリーの“三種の神器”を必ず使うようにと伝えました。人間の生の脳で書いた文章なんて、下手くそですから」

AERA


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