ぼくの選んだ「2020年上半期ボカロ10選」選評

初めましての方は初めまして。最近になって作詞作曲を始めた「まきなLv39」と申します。

今回はTwitterに掲載した「2020年上半期ボカロ10選」の内容について少し掘り下げてみようと思います。

(※後半になるにつれて色々と見苦しくなりますが、生暖かい目で見ていただければ幸いです。)

10. よくばり

「YOASOBI」でご活躍されているAyaseさんの最新ボカロ曲ですね。お洒落な曲調と、どこか甘さを感じさせるミクの声がうまくマッチしてぼくの胸を見事貫いてしまいました。特に要所要所に入ってくるピアノの奏でる雰囲気が素敵です。夜のドライブのお供にしたい1曲だなと。


9. ユースボイス

「あらかわいい」そんな気持ちで即10選入りになりました。ウナの元気な感じの声と曲調に、歌詞と絵が良い感じに混ざり合って爽やかな空間が演出されているなと思います。これからの暑い季節にぴったりですねえ。仕事してる傍で流したらいい感じに作業が捗りそうです。皆さんも是非。


8. フィクショナル・サマーダーカァ

(おそらく)最高齢ボカロP誕生の瞬間を垣間見たのではないでしょうか…御年83歳。凄すぎます。それでいて全く古さを感じさせない、細やかな曲作りに脱帽です。特に最後の展開が圧巻の一言。これからももっと曲を出してほしいなと期待しています…!


7. 草々不一

この曲に関してはうかつに喋るとネタバレになりそうなので、まず一度見てくださいませ。動画まですべてご自身で作られているのが凄いです。6分弱と少々長めの尺ですが、それを全く感じさせないほどの曲だと思ってます。1点、気になることがあるとすればサビ以外のボーカルが若干聞き取りづらいところでしょうか。ほんとにそのくらいです。SUGOI YABAI。


6. ストロベリィテイスト

あああああああああああかわいいいいいいいいいいいいいいい!!!!うん、かわいい。かわいいんです。聴いて。2020年上半期"Kawaii"ボカロ曲なら断トツの第一位。動画コメにもありますが初期のOSTER Projectさんを彷彿とさせますね…コード進行とか使ってる音とか曲の雰囲気とか。ご本人の趣味嗜好もOSTERさんとだいぶ近いところがありそうなので、いつかコラボしてくれると面白そうだなあとか思ってます。具体的にはKawaii×変態コード進行の累乗で音楽業界が相転移して新世界が樹立されるくらいかと。全然具体的じゃないですかそうですか…。


5. 躍動ビートステップ

ぼくの中で近いうちに大ブレイクしそうだと思うPさん第一位のFtyさんの楽曲。この曲を一言で表すなら、嘘偽りのない「躍動」。タイトルの通りの躍動感を楽曲・歌詞・MV総てで見事に表現しきった珠玉の作品だと思います。何度聞いても飽きの来ない中毒性がありますので、約束などの予定がある場合にはしっかりとタイマーをセットしてからどっぷり漬かってくださいませ。普段はあまり歌詞は注目しないのですが(作詞活動してる身としてどうなのか←)、この曲に関しては歌詞も凄く推せます。綺麗な歌詞は世の中に多くありますが、その中に敢えて少し泥臭さを加えることで「躍動」がよりリアルに伝わってくるなと。ただひたすらに踊り続ける少女の汗の匂いがじっとりと感じられませんか…?ぼくだけかな…


4. セカイはまだ始まってすらいない

「Hey!」が反則。もうね、反則です。ぼくの胸を何度貫けば気が済むのか…!!音楽って時に理不尽だなと思います。どれほど綿密に作られた世界観よりも、どれほど丁寧に作られた音よりも、たった1つのフレーズのほうが心を打つことも往々にしてあるなと。昔だと「みくみくにしてあげる」とか。最近だとPretenderのサビ入り部分の「グッバイ」とか、ポンタのうたの「宇宙人はさらうよ」とか(後者は心を打つというよりSAN値がいきなりごりっと削られるようなインパクト感ですかね…)。今回のぼくにとってのそれが「Hey!」。無論ですが、このたった1つのキラーフレーズが生み出されるまでに積み重なってきたモノがあるというのは想像に難くありません。心行くまでHeyHeyしたい…HeyHey叫びながら駆けまわる変質者の情報が出たらそれはたぶんぼくだと思います。


3. Henceforth

ああ^〜、いいっすねぇ^〜 夏ですね。ほんと夏。たまりません。語彙力がどこかへ行ってしまった。もう1回なんですよ。夏。なんかもう言葉じゃ説明できないのでまだ聴いてない方は是非聴いてください。安心と信頼のOrangestarさんなので特に解説は要らなかったのでは…?いまのぼくはどこまでも飛んでいけるような気がするんですがこれも中毒性ですかね…


2. スパイラル・デイズ

ああもう好き!全部好き!何もかも好き!歌詞もメロディもシンセ音もミクの声もミクの声もミクの声もミクの声もミクの声もミクの声も(以下無限ループなので省略)Hand in Handが好きな方ならまずハマっちゃうんじゃないかな…。個人的に、ぼくの目指す作曲の方向性の1つの理想だなあと。こんな曲を作れるように頑張りたいなと思います。はあ好き。たまらん。


1. オーネヘルツ

2020年上半期、ぼくの中でのぶっちぎりのトップはOmoiさんのこの曲です。聴き始めてからすぐに正気がどこかに飛んでしまったんですが、正気を取り戻すまでに10回くらいは連続再生されてたんじゃないかな…。仮にぼくを39億人集めてもこんな曲を作れる気がしませんね…というくらいの衝撃が襲い掛かったんですね。かつてない衝撃。曲調的にはたぶん万人受けはしないんだろうなと思うんですが、ハマる人はとことんハマるみたいなスルメ曲。まるでElona(※下手したらチュートリアルで詰みかねない神ゲー)ですね。ぼくにぴったりだ。この曲と出会えてよかった。グリーンライツ・セレナーデ(※2018年ぼくの中のボカロランキングぶっちぎりTOP)に続く感動をありがとうOmoiさん…!!


おわりに

作詞作曲を始めてから、たくさんの新たな曲との出会いがありました。ここまでまじめ(?)に選評を書かせていただいたのは今回が初めてではないでしょうか。それだけ、ぼくの中でこの2020年上半期に巡り合った新たなPさんたちの躍動感と言いますか、期待感が凄く高まっているなと。もしかしたらこの中から米津さんに続く、日本を代表するような有名アーティストが出るかもしれませんね…と思うと胸が高鳴ります。高鳴りすぎて爆発する。Pの皆さんにこの愛が届いてほしい…届けっ…!!

あとこうやってしっかり言葉にすることも大事だなと、作詞作曲を始めてから強く思うようになりましたので筆を取らせていただいた次第です。皆さんの暖かいエールがあってぼくも頑張れているので、ぼくも少しでもお返しができればと。というわけでこの記事をご覧になられた皆様も気になるPの方にエールを届けてみてはいかがでしょうか。Pさんめっちゃ喜ぶと思いますよ!ね!

そういう気分にピッタリの曲を最後に紹介して締めくくりたいと思います。つたない駄文でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

W.K.2013さん / 「エール」


■2020/7/16追記

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