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オリンピック2020 卓球女子シングルス石川佳純、準々決勝で散る


女子シングルス準々決勝で石川佳純(第5シード)が、ユー・モンユー(第26シード)にゲームカウント1-4で敗れ、ベスト8に終わった。

国際大会での戦績は石川の8勝7敗と強敵のユー・モンユーとの試合だった。第1ゲーム、ユー・モンユーは石川のバックにボールを集めるなか、石川は強化してきたバックハンドでユーを左右に振る。フォアに来たボールはしっかり強打して、終盤に抜け出し11-8で先取する。

しかし、2ゲーム目からユー・モンユーは石川のミドルに狙いを変え、不意に大きく両サイドに突く攻撃に変えた。この戦術がハマり、石川は対応に追われる状態になった。石川もサービスエースで流れを変えようとするが、及ばずに5-11で取り返される。

第3ゲームもユー・モンユーのミドル攻めの展開に苦戦する石川。ときおり得意のフォアドライブで逆襲するが要所でミスが出て、流れを引き寄せることができず、12-14で取られた。

セットカウント1-2と相手にリードされ、流れを引き寄せたい石川は4ゲーム目は積極的に攻撃をし、得意な打ち合いの展開に。しかし第3ゲームの接戦をものにしていたユー・モンユーの勢いを止められず6-11で振り切られる。

後がなくなった石川はなんとしても第5ゲームを取りたい焦りもあり、オーバーミスの続く石川。対し、「ゾーン」に入ったようにミスの出ないユー・モンユ―に大量連取され一気に0-10となる。石川も意地のバックハンドで2本返すも2-11で敗れた。

石川の挑戦は8強で幕を閉じた。この悔しさを団体戦で晴らしてほしい。


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