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やっぱり顔を見て話そう|今日も京とて、お番茶日和(7/1)

どうやらしばらく河童にしりこだまを抜かれていたらしい。

帽子だと思っていたら皿で、マスクだと思っていたらくちばしでした。危うく河童になりかけましたが、祇園精舎の鐘の音とともに、無事にしりこだまを取り戻しました。笑。はい、ただいま。人間の世界。コンチキチン。

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改めまして、こんにちは。NPO法人「京都カラスマ大学」学長の高橋マキです。スマ大においては学長という名の「なんでも屋さん」ですが、これは完全なるボランティア。本業は文筆家・編集者。多くのみなさんに読んでもらうための文章を書いたり、本をつくったりするお仕事をなりわいとしています。

前回の日記を読み返したら、「IT大臣が判子会長現象」などと勝手に名付けてモヤモヤしてましたが、なんということでしょう!私が河童にしりこだまを抜かれていた間に、「契約書のはんこが不要」(かも?)な時代が到来していました。

ハンコレス、リモートワーク、キャッシュレス、レジ袋有料化、、、やろうと思えばこんなにあっという間にできるのに。人はなぜこんなにも、変わることを臆するのでしょう。

最近では、日本は戦後の習慣にとらわれすぎている、と感じることが多くなりました。その原因は変わっているようで変わっていない教育なのでしょうか、それとも戦後の成功体験?皮肉にも、新型コロナウィルスが私たち現代人に用意した新しいメガネは「今、変わらなければ、人間の未来、地球の未来はなかなか厳しいよ」という真実を見せてくれている気がしてなりません。

「ルールだからやる」のではなく、国が定めなくても、つまり法律や条例に定められなくても、「こっちの方がいいよね」ということをアクションできる人が増えていけば「いい社会」に向かっていけるのではないでしょうか。「生活様式」なんて、一様に誰かに決めてもらうものではない、と感じています。

ところで、6/20(土)一粒万倍日というとっても幸先の良さげな日に、京都カラスマ大学の社員総会を開催しました。

そう、NPOにも「理事」や「社員」という制度があるんです。株式会社とは違い、お給料(富の分配)が発生するわけではなく、「賛同者として活動を1年間見守る係」のような存在です。

今、スマ大の社員として名を連ねてくれているメンバーは、授業を受講したことをきっかけに、授業をつくったり事務のサポートをしたり、自分のスキルをちょっとだけボランティア活動に、というスタンス。みんな、20代半ばから40代なので、転勤、異動、結婚、出産、子育て、早い人なら親の介護などなど、めまぐるしくライフステージが変わります。自分の生活でさえ猫の手も借りたいような人生のそんなシーズンに、自分の意思で、自分のペースで「ボランティア活動に関わり続ける」ことは、ほんとうに難い。

京都カラスマ大学の社員も、年に1回の総会の時にしか顔を合わせないメンバーもいます。だけど、やっぱり顔を見て話すと「今年も1年一緒にがんばろう」という気持ちになれます。

13年めに入る私たちの活動は、変わりどき。
まちづくり、学びの場づくりは、どこへ向かう?私たちの世代が本当に必要としていることは何?

10周年の頃からその方向性を模索していますが、時代の変化のスピードのほうが早くて、なかなか焦点が合いません。代表としては、不甲斐ないなあ、これではダメだなあ、と思い悩む日々ですが、社員総会でメンバーと顔を合わせると、あるいはミーティングでスタッフが「こんな授業やってみたい」と言ってくれると、「よし、やろう。がんばろう」と思えるのです。

会うって大事。
だからこそ、会えなくても繋がってるという安心感って大事。

新型コロナウィルスが私たち現代人に(かなり乱暴な方法で)用意してくれた「新しいメガネ」から見えるものを大切に、京都カラスマ大学も、核心を見失わず、でも、変わっていくことに前向きにいられたらいいなあ、と考えています。

7月と8月は、夏休みですが、カラスマ大学は授業をはじめますよ。
夏休みといえばアレ。さあ、みなさんも気まぐれに、ゆるゆると、ご参加ください。



京都カラスマ大学からのお願い

無償のボランティアには限界があります。どうかみなさんで少しずつ、京都カラスマ大学の活動を支援してください。寄付の方法は3つです。

◆「つながる募金」 ソフトバンクの携帯代と一緒に支払えます
◆「SUZURI」 カラスマ大学オリジナルグッズを選んでください
◆振り込み:特定非営利活動法人 京都カラスマ大学
【京都銀行】下鳥羽支店 普通口座3141273
【ゆうちょ銀行】中京支店(099)00970-2-195417 当座019541

企業からの年間支援も受け付けています。もっと詳しく知りたいという方は、支援サポートのページをご覧ください。



この「サポート」は、いわゆる「投げ銭」です。 このnoteやマガジンを気に入ってくださった方、京都カラスマ大学の活動に共感してくださる方、少額でもうれしいです。ぜひ応援お願いします。