見出し画像

August15,2024

思わず
「た〜まや〜」と言ってしまう(古い?)
すばらしい花火鑑賞にお招きいただいた。

友人が花火会場目の前のタワーマンションに住んでおり、
その部屋で見せていただけるというので
こんな嬉しいことはない。

暑くない、虫に刺されない、混んでいない。

昔から人混みはそんなに好きじゃないから
その悩みが全部解決している
マンションからの鑑賞。

理想的。

今までも何回か他所で
「うちから花火が見えるので
パーティをするからどうぞ?」と
お声がけいただいて、伺ったことはあったが、
少し距離があったり、
他の高層マンションやビルに一部阻まれて、
ということは少なくなかった。
(もちろん大変ありがたいのだけど)

今回行った友人宅は、
半年前に引っ越してきたばかりなので
花火がどう見えるか実際のところ
会場設営が始まらないとわからないけど
多分見えそう、という感じで連絡が来た。

友人は以前もこの並びのマンションに住んでいて
そこからは絶景だったそうだが
部屋の日当たりが悪いのが気になっていて
それを解決してくれる今の部屋を見つけて
500メートルほどの引っ越し。
今は朝陽が眩しくて暑いくらいという
日当たり良好な部屋になり、
花火に関しては逆に眺望を
とても心配していたというわけだ。

開始30分ほど前に次々の招かれた友人が集まってきた。

久しぶりに会った人もいて
雑談に花が咲いていたら、
突然「ひゅ〜どどーん!」と爆音がしたと思ったら
3メートルはある大きな窓の向こういっぱいに
花火が広がるのが見えた。

全員「ええ〜、すごい」となり
リビング隣のベランダに移動。

「ひゅ〜」と打ち上げられた花火のほとんどが
この部屋の高さとぴたりと合わせたように
目線の延長線上で「どーん」と開く。

まさに「目の前で」花火が打ち上がっていた。

その迫力たるや言葉に尽くすのが難しい。

手を伸ばせば届くようにも思えた。

フィナーレの間髪なく大量に打ち上がる花火は
まさに圧巻というしかなかった。

そしてわたしが花火大会に求める
「無音」で開催されていたのも好感度。

近年の花火大会は必ずBGMがかかっていて
それはそれで悪くはないけれど、
でも花火が打ち上がる音、弾ける音、ぱちぱちと散る音
それらを聞くのも花火鑑賞の妙味であると思っている。

花火そのものを純粋に楽しみ尽くす。
それこそが粋な鑑賞方法ではないか。

またお盆の時期ということも重ねて
鎮魂の意味も込めてBGMなしが相応しいように思う。

ともかく、友人宅の引っ越しは
この花火大会と見え方の確認をできて
完璧なものとなり、
来年もお邪魔したいと言おうと思ったところで
また来年もね、と言ってくれたので
ありがたくお邪魔します!と気の早い約束をした。

それにしても千葉方面でかなり長時間にわたって
花火が打ち上げられているのも遠くに見えていて
あれは一体どこのなんだろうね?と。

そして花火がなくとも、東京の夜景、千葉方面まで
ぐるりと宝石箱のような風景が
目の前に広がるのが日常であることはなんと贅沢なこと。
(ちなみにディズニーの花火も毎日見えるとのこと)

けれど、高層階に住むのはいろいろこわいので
こうやってたまにお邪魔して
うらやましい、と言っているくらいがちょうどいいのだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?