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「舟歌」リリースについて

はじめに

2021年6月に、「The Seasons, June舟歌」をリリースしました。

※(シングルジャケットデザインもしております)

ありがたいことに、6月にリリースしてから3ヶ月経った現在になりTwitterのDMなどでお褒めいただく機会を得たり、フランスで聴いていただいた方からお店で流したいとご連絡いただいたりしておりまして、急遽noteにしたためることにしました。


Makikoの歌う、「四季」舟歌とは

チャイコフスキーの「四季」とは、ロシアの1年の風物を各月ことに12のピアノ曲で描写した作品集で、中でも「6月舟唄」はフランス映画のサウンドトラックとして使用されたり、その物悲しくも憂いに帯びたメロディが親しまれている作品の一つです。

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幼少期からピアノではなくエレクトーンを習っていた私は、この曲と出会った時に演奏したいと練習をしましたが思ったように弾けず・・・・。「どうしてピアノを習わずエレクトーンを習ってしまったのか」と後悔しました。エレクトーンの演奏で慣れてしまった私の指では「舟歌」は演奏できませんでした。

クラシックを「歌う」こととの出会い

私がクラシック曲を「歌う」ことに興味を持ったのは、中学生の時に合唱コンクールの課題曲で「モルダウ」を歌唱したことがきっかけです。

文句なしの完成度で全ての情景を魅せている素晴らしすぎるクラシックのメロディにわざわざ詞をつけるんですから、クラシック曲に詞をつけて歌う行為は、たわわに実る葡萄の房に別の実を付け加えるくらいに無駄なことのように感じる行為のようですけれども、そんな無駄をわざとすることで新たな形に作り替える、とても高度で風当たりの強い表現方法なんです。

モルダウ以来の衝撃「第九」

私にとって、コーラス所属の時に歌唱したベートーベンの交響曲第9番歓喜の歌、いわゆる「第九」は本当に衝撃でした。

練習段階からハードルが高すぎて(ドイツ語の難しさもそうですが)泣きながら練習したことを思い出します。

素人のコーラス団体でしたけれども、本当に良い経験を致しました。

アレンジに要した時間

舟歌を「歌いたい」と思ってからは10年近い歳月が流れていますが、アレンジに着手してから完成するまでは1年ほどかかりました。

ピアノ曲なので、歌唱伴奏に変更するのに音を削いだり、重たくならぬよう加えたり、小さくパーカッションを入れてみたりと試行錯誤しました。思い切って全て消去するという経験も、今回初めてしました。

完全なるオリジナル曲よりも神経を使う作業となりました。

Enrichとの出会い

今回も楽曲のミックスはEnrichさんにお願いしました。

前回のシングル「ダメなんだ」の時にはアレンジとミキシングをお願いしまして、おかげさまで大変好評いただき楽曲はTiktokでプロバスケットボールチーム、タレントの城咲仁さんなどに使用いただきまして、配信から1年経ったいまでも再生回数は落ちる事なくたくさんの方に聴いて頂いているようです。

改めまして、コンドウさん、PUNVAさん、ご協力をいただきました代表のギルバート慶さん、その節はありがとうございました。

そして今回の舟歌、EnrichのエンジニアPUNVAさんにボーカルのクオリティについてお褒めいただきまして、すごく嬉しかったです。

代表のギルバート慶さんのお考えにも感銘を受けまして、今回アーティストとしてEnrichのお仲間に加えさせていただくこととなりました。

主に英詞やコーラスなどで協力させていただく事になろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


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