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聖路加産後ケアを利用してみて

こんにちは!
当ブログでは初めて筆を取らせていただく、ママインターンのTです。

中央区の産後ケアの助成の対象に、聖路加助産院マタニティケアホームだけでなく、新しく東峯サライが加わったそうです
https://www.city.chuo.lg.jp/a0031/kosodate/shussan/shussanshien/user_fkensu_time_20170323.html

区内の産婦の方に選択肢が増えることを嬉しく思います

わたしは2022年に聖路加助産院マタニティケアホームの産後ケアを利用しました。1年以上前のことなので、最新の
状況とは異なる点もあるとは思いますが、これから産後ケアを利用される方々の選択の一助となるのではないかと、自身の体験を思い出しながら記事を書かせていただきます

1.予約まで
中央区の助成を使って産後ケアを受けるには、事前に区に申請書類を提出(妊娠中から可能)の上、入院希望日の3日前に自身で電話して予約をする必要があります
当初、産院を退院するタイミングでそのまま向かおうかと思いましたが、その際は予約がいっぱいで断念しました
スケジュールを調整し、1週間後再度電話したタイミングも3日後の予約は取れませんでしたが、その先の日付の最短の予約を受けてくれました
1泊だけでなく数日間利用される方も多いことから、希望通りのスケジュールでの利用は難しい場合もあり、ある程度柔軟に組めるよう準備しておいた方がいいと思います

2.メリット
実際に利用してみたメリットをお話しします

・経験豊かな助産師さんに24時間頼れる
→個室からナースコールをすればそれほど待たされず助産師さんが駆けつけてくれます
 授乳にうまくいかず悩んでの利用だったため、最初は授乳のたびに姿勢を見てもらったりしていました
 寝かしつけに困っている時も、呼ばなくても様子を見にきてくれました

・毎日短時間ではあるものの乳房ケアが受けられる
→母乳量が増えるタイミングで利用される方が多いので、詰まりや炎症などのトラブルになる前に毎日診て頂けるのがとても嬉しいです

・哺乳量を計れる
→部屋を出てすぐのところに赤ちゃん用のスケールが用意してあるので、授乳前後の体重を計ることができます
 家ではどれくらい飲んでくれているのか分からず不安だったのが解決しました

・食事が美味しい
→身体を温める根菜をたくさん使ったカフェっぽいメニューが多かったです
 家では絶対にこんなに栄養のある食事は摂れなかったと思います

・沐浴はお任せすることができる
→指導もお願いできますが、わたしは少しでも休みたかった&家での沐浴は夫の担当だったため、毎回助産師さんにお願いしていました

・シャワーを浴びる際は赤ちゃんを預かってもらえる

3.デメリット
わたしが感じたデメリットは以下の通りです

・夜間母子同室必須のため、休めない
→これはわたしの性質だと思うのですが、赤ちゃんが同じ空間にいることで緊張してしまって泣いていなくても全く休めず、産後ケア施設利用前よりも消耗した状態で退院することになりました
 家では、夜は夫と交代で赤ちゃんをみており、3時間×2回は赤ちゃんと離れる時間があったため、家で見ている方が消耗はマシだったと思います

・食事に飽きる
→区の助成が出る最大の6泊7日間利用したため、さすがに最後は食事に飽きてしまいました
 同じメニューは1度も出なかったのですが、食材と味付けの組み合わせでバリエーションを出しており、元々の食材と使われているソースは毎日同じものが出ていたため、知っている味だと感じてしまいました(ただ味は本当に美味しいです)

4.利用して良かったこと
ここでは特に「わたしにとって」良かったと思う点をお話しします

・母乳育児が軌道に乗った
→出産当初、母乳とミルクの混合育児〜完母を希望していましたが、産院入院中に直接子に吸ってもらっての授乳に一度も成功せず、そのため母乳量もとても少なかったです
 退院後、搾乳したものをあげたり、乳頭保護器を使って授乳をして少しずつ母乳量は増えていましたが、産後ケア施設で助産師さんに見てもらいながらの授乳で初めて直母に成功しました!(頻回授乳を頑張っても直母できないのが悔しくてたまらなかったので、初めて成功した時は嬉しくて泣きました)
その後母乳量が一気に増え、生後2ヶ月ごろには完母で過ごすことができるようになりました
 1人では直母は成功できずに母乳は諦めていたと思うので、産後ケアを利用してプロに見てもらえて良かったと思います

・夫を休ませることができた
→我が家は夫が自営業のため、「育休」をとることができませんでした(休もうと思えば休めるけど、補償もないしそれ以上に休業後に同じように仕事がくるのか分からず踏み切れませんでした)
 ですが、両実家とも遠方で特にわたしの母がまだ働いており、里帰りしたり家に来てもらったりが現実的でないため、夫と2人で新生児育児をスタートしていました
 2人とも1日4時間程度の睡眠でまわしており、わたしの産後の身体がちっとも回復しないという問題もあったのですが、(たまたま仕事が忙しくなってしまったこともあり)慣れない育児の緊張で夫の疲れもピークに達している様子で、1週間夫を育児から離して仕事と休息に集中してもらえたのはよかったと思います

5.こんな方におすすめ
以上を踏まえ、わたしは聖路加マタニティケアホームの産後ケアはこんな方におすすめしたいです

・母乳育児を軌道に乗せたい

・低月齢の赤ちゃんについて、プロに相談したいことがある

・昼夜通して完全なワンオペ体制になっている


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これから産後ケアを検討される皆さんが、ご自身の身体やご家庭の状況にあったケアが受けられればと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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