「歩きながら考える」のススメ
こんにちは、ライフ・ビジネス・コーチの武田麻紀子です。
最近はアラサー女性の方にコーチングさせていただくことが多いのですが、
ライフとキャリアをどう追い求めたらいいのか?
ということに悩んでいる方が多いと感じます。
結婚や妊活を視野に入れて、いつのタイミングで何に注力すべきか
キャリアを頑張るべきか、セーブするべきか
〇〇がこうなったら、こうだけど、どうするのがベスト?
と、結論を焦って、混乱してしまいます💦
まだ、起きていないことを予測して、完璧な人生計画を
立てることには限界があります。
赤ちゃんがお腹にやってきてくれるタイミングは分かりません。
半年後に来てほしくても、二年後かもしれません。
更に今はVUCAの時代、いつ、何が起きるか分からないのです。
計画は大事ですが、計画してもその通り行くとは限りません。
だから、私は「(一緒に)歩きながら考えましょう」
とクライアントさんに提案しています。
物理的にウォーキングしながら考えることも、
良いアイディアが生まれるそうですが(笑)、
ここでは「歩く」というのは、「行動」を比喩的に表しています。
リスクの低い範囲で、向かいたい方向に少し進んでみます。
それが、転職でも、結婚でも、キャリアチェンジでも、
数歩そこにむけたアクションをしてみて、
その時、自分が感じること(感情、直感、体感覚)と、
外の世界からのフィードバック(反応)を見ます。
どこか旅行に行くなら、予めネットで最短ルートや最安ルートを
検索して準備・計画するでしょう。
でも、人生という旅路は、ネットのない、未開の地です。
自分の行きたい場所に行ったことのある人がいれば、
本や直接会って話を聴き参考にすることができます。
でも、あとは自分が行くと決めて、一歩一歩進んでみるのみ。
その時見えているもの、聴こえてくる音、体で感じることを頼りに、
次の足取りを決めていくしかありません。
理性は役に立ちますが、理屈だけでは分からないのです。
野生動物のように、嗅ぎ分けて、
肌感覚でする判断が大事だと私は思っています。
大丈夫、必ず、いずれ答えは出ます。
でも、それが今すぐ見つからなくてもOK
種が膨らんで、少しずつ成長して、やがて芽を出すように、
時が自らを明らかにするまで、「歩きながら考える」のがおススメです。
200年前、詩人のジョン・キーツは、
不確実なものや未解決のものを受容する能力のことを
ネガティブ・ケイパビリティと呼びました。
答えのすぐ出ない問題に対して、自分なりの答えが出るまで
待つことがネガティブ・ケイパビリティだとしたら、
私は「歩きながら考える」は、
ネガティブ・ケイパビリティ2.0だと思います。
ただ、受身的に待つのではなく、
自分の想いや願いに従って、小さく行動してみる。
(大きくリスクを取らないことが、ポイント!)
何もやってみないで、思考をぐるぐる回しているだけでは、
手応えはありません。
答えが出ていなくても、やってみると分かることって沢山あって、
その分自分の中でデータが蓄積される(=経験値が上がる)ので、
野生の勘(笑)も働くようになりますよ!
誰もが、先の見通しが立たない未来に不安を覚えます。
でも、あなたが「未来」を経験することは永遠にありません。
経験できるのは、今、この瞬間のみ。
だから、今の自分が信じられる選択をすること。
その上で、プロセスを信じ、委ねること。
大丈夫!
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