メンタルヘルスマネジメント
「メンタルヘルスマネジメント検定」という名の公的資格があります。大阪商工会議所が実施する 産業精神保健に関する検定です。年2回の公開試験があり、全国主要都市に受験会場が設けられます。
3つのコースがあるうちのひとつ、Ⅲ種セルフケアコースを受験しました。
試験内容
Ⅲ種は一般社員を対象としており、組織に所属する従業員自らのメンタルヘルス対策を目的としています。
①メンタルヘルスケアの意義
②ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
③セルフケアの重要性
④ストレスへの気づき方
⑤ストレスへの対処、軽減の方法
⑥社内外資源の活用
試験対策
テキスト
商業出版されている試験対策本を大手本屋で見比べて、いちばん文字の少なさそうな1冊を購入しました。公式テキストは文字が凝縮されていて読むのが辛そうに見えたのでパスしました。
問題集
スマートフォンのアプリを利用しました。3回連続で正解するまで間違えた問題を重点的に出題してくれる機能がとても便利でした。
試験結果
合格しました
感想
試験では、公的機関の名称や関連する法律名、重要な数値についても、押さえておく必要があり、ここが苦労しました。最終的には前述の問題集アプリで繰り返し問題を解くことで、覚えていきました。
根幹であるメンタルヘルスのセルフケアについては、日頃からWebの記事などでよく読んでいるため、聞き慣れた言葉も多く、ここにはあまり苦労しませんでした。
余談
試験中や試験後に、資格取得を推進する会社側の意義について考えていました。
会社は従業員に対し、労働者として必要な知識を教育する必要がある
一人ひとりに時間をかけて教育する余裕はない会社が資格取得を推奨することによって、
従業員が業務外の時間を使って自発的に知識を習得受験&合格によって、一定の知識習得を第三者が評価
従業員自身も、合格することで自己肯定感を高めることができる
これまでは受験者側の知識やスキル習得の目線しか見えていなかったものが、出題者(理解してほしい情報を持っている側)と資格取得を推進する立場(会社)の目線を意識するようになりました。
今回の資格取得では、試験内容ではなくここの発見が一番の収穫かなと思っています。
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