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志摩旅行記3

一向に出発しない旅行記、ようやく志摩に向かう編。東京から志摩への行き方は東海新幹線に乗って名古屋まで、その後近鉄に乗り換えて特急で、が、鉄板。なのにまあどうせひとりだし、と、名古屋国際空港経由、という奇妙な道程を思いついた。娘が最近飛行機に乗りたい、と何度か言っていたこと、そして何よりマイルが余ってるし、がその理由。が、改めて調べると、名古屋国際空港と名古屋駅は思っていた以上に離れている上に羽田空港までそもそも遠いしと、とんでもない遠回り。。そんな訳で旅のスタートは朝の7時。電車ならもっとのんびりスタートなのにな、と思ったものの、道中、飛行機で富士山をみて、まあこの旅程はそれはそれでいいなと思う。山頂からずいぶんと雪を纏った富士山は、葛飾北斎の浮世絵みたい。


あっという間に空港に着いて、そこから電車で名古屋に向かって、そして観光特急しまかぜへ乗った。

しまかぜに乗ったらやってみたいこと、それはカフェ車両での飲食だった。母の実家が東京にあった関係で毎夏冬と東京に行っていたのだけれど、当時東北新幹線にあった食堂車でいつか食事をしてみたいと思っていたら、いつからか廃止。。だから叶わぬ夢となっていた。

このコロナ禍というのにしまかぜにはカフェ車両があった。友人と景色を眺めながらご当地ぽい早めのランチをとり、ああやっぱり友人と来れてよかったとつくづく思った。

1400円のこのラーメン、そこまで美味しかったのか、と言われると自信がない。ただ富士山の山頂でカップラーメンを食べたらそれは格別に美味しいように、憧れのカフェ車で飲食をしたら、それはそれだけで最高で。まだ着いてもいないのに、いい滑り出しで旅行は進む。

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