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手に取る映画の選び方

今年は映画と本にとにかくたくさん触れるぞ、と定期的に観たり読んだりしている訳なんだけど、話題のものを手に取るわけじゃないから、どうやって選ぶのか、と聞かれることがある。

映画については、まず大作映画がそんなに好きじゃない。正確に言うと、観てもいまいちピンと来ないことが多く、ただ好きな人が多いから、あまりポジティブじゃない感想を持っているのが苦しくなる。それで自分からは観ない、としていて、そのうちのひとつがスターウォーズシリーズだ。

次に人間のネガティブな側面にフォーカスした映画が好きじゃない。今話題になっている映画も、あらすじを聞き、観るのをやめた。2時間も時間を使うのだから、せっかくなら人間のいいところにフォーカスがあたった映画をみたい、そう思うのだ。

なんて言いながら、この間みた「ノスタルジア」という映画は、人間の「業」を取り扱っていて、最後は主要な登場人物が次々と死んで終わる。これから観ようとしている同じ監督の作品も、結構救いのない話のようで、じゃあなぜみるのか、というと、それはどちらも尊敬している人がオススメしているからというしょうもない理由。

そう、いま観ている映画たちは誰かが何かで言及したものが多い。エッセイだったりSNSだったり、見かけたらメモを取り、そして気分に合わせてそれをみる。
尊敬する人、好きな人が「いい」と言っているものに触れると、映画をみることで、「その人」に自分が近づく感覚がある。だから「映画」じゃなくて「人」が好きなのかもしれないなあ、と思いながら、今日は「惑星ソラリス」を。

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