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恐怖ドリブン

通い放題のオンラインヨガのサービスに加入している。気が向く時は30分のレッスンを週4で受けたりしているものの一度やらないとその後ズルズルやらなくなる。この日もほぼ2週間ぶりの参加。

久しぶりにやって思うのは体がズンと動かなくなることだ。レッスンの後半でようやく前回の体まで取り戻せた気がするものの、同時にこれを繰り返しているといつまでたっても上達しないよなあと思う。

4歳から18歳までとても厳しい先生にバイオリンを習っていた。先生の口癖は「練習を1日休むと取り戻すのに3日かかる、3日休んだら半年かかる」。バイオリンはちっとも好きじゃかったのに、休むと罪悪感がすごかった。それが当時、ほぼ毎日欠かさず練習した理由で、そういえば中学の時の駅伝の先生も似たようなことを言っていて、だから私はしぶしぶ休まず練習に通った。

そう、私のエンジンは「恐怖」なのだ。キャリアに執着があるのも、今では人並みに美容に手をかけるのも。手に入れたい、より、失いたくない、が、エンジンがかかる原動力。

ヨガをするとスタイルがよくなる健康になる、より、ヨガをしないと体型がどんどんだらしなくなる病気になる、と脅される方が心根正されるのかもしれない。
ヨガの最期、大の字に寝転がる、シャバーサナという最高にリラックスするポーズをしながら、自分に「恐怖」を与える方法をあれやこれや考えた。

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