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いいコートは私を新宿へ

1月の終わりに、2年越しで迷った末に、Max Maraのコートを買った。といっても正規店ではなく、直営のアウトレット店で、なのだけど。

それからというもの、子連れじゃないときはなるべくそのコートを着る。買ってよかったなあと思うのは裏地がスベスベで気持ちが良かったり、キャメルの毛は軽くて暖かかったりという着心地もあるのだけど、自分が少しブーストされた感覚があるのが大きい。この「ブランド品で着飾ることで、自分のランクがあがった気分」については、長らく恥じていてそんなことはないと自分に言い聞かせていたのだけど、最近「そうだ」と認めて開き直ったらスッキリした。ファッションにはそんな効果もある。

この日は長めのお昼休みをとって、新宿へ。新宿に用があった彼と待ち合わせたのは、まだ結婚する前に一緒にいったレストラン。といっても記憶がなくて、どうも前回行ったときは妊娠していて、今後のことをあれこれ思案していたからごはんを味わうどころじゃなかった?美味しかったけど、このお値段なら大好きな松濤のアロッサのがお得だよなあと、そんな感想を持った。その後どこにも寄らず、まっすぐ自宅へ。

そんなほんの2時間弱の外出だったのだけど、いいコートを着て新宿へ、は楽しかった。いま実は仕事が忙しくて、ランチに2時間とるというのはあまり賢明な選択ではない。ただ渋谷近辺だと基本自転車移動でいいコートは着れないし、だからコートが私を家から連れ出した。最近歩かなさすぎでずっと家にいたから、気分転換にもなり、仕事にも、結果、好影響。

ファッションにはそんな効果もある。

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